有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

医学部高学年での実習体験。かるーく触れます。

 

kataroh.hatenablog.com

 

社会人になってからの、病院の就労環境については記録済みです。この記事では、大学5年生のころの、実習の体験について、かるく触れようと思います。

 

どういう生活サイクルで実習が組まれていたのか。そこら辺を振り返る機会として、記録させて頂きます。

 

 

 

・前情報

医学部高学年のころの記録になります。もちろん、その時点では医師免許は持っていませんので、学生が直接的に治療に関わることは、まずありません。ほとんど「お客さん状態」で見学していきます。

 

だいたい一つの診療科目を、2~4週をタームとして、ほぼすべての診療科目を回ります。みっちり1年近くかけて、ローテーションしていました。

 

ただ例外的に、5年生と6年生の一時期に、自分が将来進みたい診療科目や興味のある領域を選択できる制度がありました。それぞれの科目で定員があって、希望者全員が望む研究室や診療科に配属できるわけでは、ありません。一部選抜になります。

 

僕は血液内科という、白血病などの血液疾患をメインで診療するセクションを選択していました。詳しくは別に記録しようと思いますが、5年生の一時期と6年生のほぼ全て、血液内科にお世話になっていました。

 

 

 

・給料

当然ですが、ありません。むしろ学費を上納しています。

 

多忙のため、バイトができる時間も限られています。そんななかでも、みっちりバイトのコマを詰める猛者がいました。極限状態でも、しっかり稼ぐ背中を、見習いたいものです。

 

 

 

・実習環境

朝の集合は8時で、実習終了は18時前後だったでしょうか。

 

やたら集合が早く、朝7時に集合させる科目もありました。早朝ですので、キツかったです。その一方の夜は夜で、参加強制の会議が20時から開始、とかちょっとワケが分からない科目もあったり。

 

配属される科目によって、全然違ったのが印象的でした。もちろん、昼過ぎに帰れるような科目も、あったりしましたね。

 

前情報にも書いたとおり、ほとんど見学です。実際に医療処置を実施することは、無かったです。聴診だったり問診だったり、身体的なダメージが少ないと思われる診察は、患者さんの同意のもとで実施していました。あくまで「同意のもと」ですね。

 

おとなしく毎日実習に来てさえいれば、落第することもない状態でした。サボり散らした学生は、案の定、散りました。

 

 

 

・プライベート

さすがに、土日・祝日はお休みです。みな、それぞれストレス発散していました。もちろん、呼び出されるようなこともなく。

 

 

 

・謎の風習

うーん。イメージどおり、というか何と言いますか。

 

外科系の医師は、やたらと男子学生には厳しかったです。「おい、◯◯(僕の苗字)ーーーー!!ちょっと、来いよーーー」といきなり呼び捨てで、絶叫されたりしました。ビックリしました。女子学生には、ふつうに「さん」呼びでした。

 

あと、のっけから、会議開始の時間が規格外だったり。これでは、病院の働き方改革もクソもないだろう、と絶望していましたね。

 

 

 

・こわかったこと

手術室に、とてもコワい女性看護師さんがいました。

 

ちょっとでも、部屋で学生がアタフタしていると、「邪魔!!!」とか平気で言ってきます。もう、狂犬ですよ・・。とくに女子学生には厳しかったようです。なにゆえ、あれほどコワいのか、いまでも謎です。

 

基本、スタッフさんは学生にも優しくて、教育的でした。良かったです。

 

そのくらいですかねー。

 

強烈な恐怖体験は、していませんでした。

 

 

語郎