有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

犯罪とコンテンツ。大麻事件について思う。

・有名人と大麻事件

僕の好きだった俳優さんが大麻使用容疑で、逮捕されてしまいました。あまり映画はみないほうなのですが。「カイジ2」の映画に出演されているため、ちょっとファンになっていました。

 

有名人が薬物使用するニュースは、たびたび起こってしまいます。そのたび、出演作品やコンテンツはどうするのか、といった事案が発生しています。

 

あまりこういったことを今まで考えたことも無かったため、現時点で忘れないように、備忘録として自分の考えを記録しようと思いました。

 

ちなみに、「犯罪とコンテンツ」については、「答え」がないジャンルになります。人それぞれ、まったく違った見解になろうかと思っています。

 

 

 

 

・「ガイドライン」がない

ありませんよね。こういった事案が発生すると、いつも思うのですが。完全に、それぞれのコンテンツが個別対応を迫られます。事実、今回もコンテンツ間で対応がマチマチです。作品を公開したり、中止にしたり。

 

たしかに薬物使用の件については法律に乗っ取って、粛々と処理されます。一方のコンテンツのほうは、なんとも法律ではあつかえない微妙な領域になってしまいます。

 

「そろそろ、共通のガイドラインでも作ろうやー」と個人的には思ってしまいます。

 

このあたり、コロナ禍の初期対応を思い出させます。共通の見解がないため、それぞれがバラバラの動きになってしまいます。ガイドラインが定まっていないため、世論にゆだねざるを得ない、といった状況ですね。結果として過剰な対応になっている場合が往々にして、あります。

 

ただコロナと違うのは、わりと有名人の麻薬の事例などは蓄積されている訳ですから、そろそろ共通のガイドラインがあってもいいのでは、とマジで思うのであります。

 

 

 

東映の社長のコメント

そんななか、2020年9月11日に東映社長がコメントされましたね。

 

映画は有償のクローズド・コンテンツであって、テレビなどとは異なる。作品と個人は別のものであり、作品をまもる判断をした。

要約すると、このようなご発言の内容です。

 

立場のある方の「ジャッジ」は、今後の転換点の起爆剤だと感じましたね。

 

 

 

・個人的見解

うーん。ほんとうに、ムズカシイ問題ですよね。

 

ただ、共演されていた方たちは、せっかく出演できた作品が「お蔵入り」してしまったら、やるせないでしょうし。共演者が悪いことをやったワケでもないですしね。もしかしたら、その作品のおかげでデビューできた若手がいる「かも」しれないし。ヒットして爆発的な経済効果を日本におよぼす「かも」しれません。

 

そういった面を考えると、やはり個人と作品は切り分けてあげる必要があるのかな、と思います。未来への投資として。バリュー株投資家としては、そう思います。

 

一方で「犯罪者をだすのは、けしからん」といった声があるのも、また事実。

 

ムズカシイ。こういった議論がよく巻き起こるのも、日本人の国民性がなせるのでしょうかね。「侘び寂び」とか「穢れ」とか。抽象的な観念を大事にしますからね。

 

まだまだ、議論が続きそうです。

 

 

 

語郎