シャットダウンに時間かかる問題
表題のとおり、
シャットダウンに異様に時間がかかる問題が愛用のPCに発生しました。
ひどい時は20分ほどかかりましたね・・・。
これはさすがに問題と思い、自力での解決を図ったところ、
現時点では問題はすっかり解消されました。
同じように悩む方の参考になれば幸いです。
行った対策について、まずはまとめて記載します。
なお対策の箇条書きにおいて振ってある番号は、
のちに記載する時系列とリンクしますので、
詳しく知りたい方は僕のケースを参考に掘り下げてください。
改善していく様が分かると思います。
ちなみに、OSはWindows10、各種アップデートは最新です。
対策まとめ
対策①「(ハードディスクランプが点灯しているときは)強制シャットダウンは危険。ゆえに、シンプルに待つ」
対策②「Windowsアップデートをシャットダウン前に確認し、更新。つまりシャットダウン直前に最新状態にする」
対策③「備え付けのトラブルシューティングをする。追加のトラブルシューティングのうち、電源の項目を選んで実施」
対策④「Cドライブのプロパティから、ツールを選び、ドライブのエラーチェック」
対策⑤「シフトキーを押しながらシャットダウンボタンを押す形での完全シャットダウン、あるいは高速スタートアップ機能の解除」
対策⑥「ハードディスクの断片化の影響を最適化するため、Cドライブのプロパティ→ツールより、ドライブの最適化とデフラグをする」
対策⑦「スタート→設定→プライバシー→バックグラウンドアプリにて、不要なバックグラウンドアプリをオフにする。このときには、一括ではなく、一つづつ選んで手動でオフにする」
対策⑧「ハードディスクの空きを確保。とくに空き容量は全体の4割を意識して空ける」
対策⑨「直近の追加アプリ・プログラムを確認し、ものによってはアンインストールする」
対策⑩「イベントビューアーでシャットダウン不調のときのログをたどる」
(僕のケースの)時系列
2024年10月11日
夕方にシャットダウンが明らかに遅いことを自覚。その際には一瞬「プログラムのexe画面」のようなものが出たが、すぐに消えるため確認できず。その日の就寝前のときには、さほど遅くなかった。
2024年10月12日
昼11時のときには、シャットダウンに20分近く要した。そのときも、前日のような画面が一瞬だけ出現。その後も5分ほど要した。なお、ハードディスクランプはめちゃくちゃ点灯していた。
おそらく、なにかしらの常駐バックグラウンドアプリのせいだろう。
当初は「デバイスのセットアップを完了しましょう」の通知や自動更新のせいかと思っていたが、スタート時にセットアップ案内画面が出ないこともあり、違う要因かも知れない。
★対策① 実施→んでもって「遅い」っていう。
★対策② 実施→効果なし?
★対策③ 実施→スリープ時間について修正された。それくらいの項目しか該当せず。
★対策④ 実施→エラーなし、と。
★対策⑤ 実施→効いてる、かも。
2024年10月13日
夕方に対策⑤による実験的な「完全シャットダウン」で、かなり早く15秒くらいで落ちるように。とくに起動後も問題なし。
その後のシャットダウンでは、完全シャットダウンを敢えてしなかったところ、一瞬だけアプリのexe表示が出てきたのち、時間が10分ほどかかった。
だいぶ状況がわかってきた。何らかの「常駐のバックグラウンドアプリ」の作動が、「通常のシャットダウン」時のハードディスクの負荷を上げ、素早いシャットダウンの妨げになっている。なぜに10月12日に突然シャットダウンに時間がかかるようになったのかは謎。とはいえ長年の使用からハードディスクのデータ量が徐々に増えたのは事実で、最終的に通常シャットダウン時のハードディスク負荷に繋がったのかもしれない。さし当たりは完全シャットダウン、つまり、高速スタートアップをしないシャットダウン方式を採ることで問題はバイパスできる。が、これでは根本解決にはなっていないため、今後はバックグラウンドアプリを含め、アプリの挙動をチェックし、不要なハードディスク内のデータは除去していく。
2024年10月14日
Windows更新を確認。Windows updateの履歴でも正常にupdateされている。
★対策⑥ 実施→前回から1週間以上経っているために今回実施した。
★対策⑦ 実施→あきらかに使わないアプリをオフにした。
寝る前は、だいたい3分強ほどかかった。上記対策を確認したいために、完全シャットダウンはしておらず、その意味では、若干の改善か?それでもやや時間はかかっているが。
2024年10月15日
夕方のシャットダウン前に、対策⑧を実施し、10G近くハードディスクを浮かせた。結果、普通のシャットダウンで15秒ほど。解消したと言って良いだろう。
問題の総括
いろいろ調べると出てくると思うのですが、
高速スタートアップのオフは根本改善ではないです。
うまくシャットダウンできないことの根本原因が必ずあります。
僕のケースでは、とくに対策⑧で書いたように、
ハードディスクの空きの問題が大きいと思います。
あまり巷のサイトでは強調されませんが、けっこう重要な要素だと思います。
長年使うと、不要なプログラムやデータが積もりますからね。
ご存知の方も多いと思いますが、Windowsのシャットダウンって、
実は「完全なシャットダウン」ではありません。
シャットダウン前の一部の情報を保持した状態で
スタートアップの立ち上がりが早いように
設計されたシャットダウンなのです。
そのため、
・シャットダウン直前のプログラムとアプリが多すぎる。
・ハードディスクの空き容量が少なくてパフォーマンスが悪くなる。
この両者のギャップが大きくなると、電源不具合が生じやすくなります。
あらためて基本的なメンテナンスが大事だと思いますね。
パソコン直すの楽しい
余談ですが、パソコン直すのが楽しいです。
いままでもブルースクリーンが出るたび、
不調なたびに自力で直してきました。
分かる人には分かると思うのですが、
普段いじらない設定の部分をテコ入れできるので、
ゲーム感覚がありますよね。
なお僕のケースでは、対策⑩のところ、
特段の異常イベントは発生しておりませんでした。
またトラブルが起きたら治る過程をまとめます。
完全にぶっ壊れるまで何度でも直しますね。
語郎