有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

猿でも出来る不動産投資の錬金術

 

令和の錬金術

いよいよ寒くなってきたな。

風邪ひきそうだ。

 

今日は趣向を変える。

みんなが好きな金儲けの話だ。

 

ずばり「猿でも出来る不動産投資の錬金術

を紹介しよう。

 

自分がローンを組むことはないし、

そもそも物件も要らないし、労力もかからない。

まさに令和の錬金術である。

 

錬金術の手順

いわゆる錬金術には材料がいるものだし、

うまく錬金するためのテクニックがいる。

 

ホントは無料公開は惜しいが読者のため、世のため、人のため。

 

錬金術に必要な材料

★キンムイ・・・なるべくアホそうなキンムイが望ましい。

★新築区分マンション業者・・・デベロッパーサイド。売主側の業者である。

★己の良心・・・ある意味、良心とは消耗品なのだ。

スマホ・・・もちろん連絡用だ。

 

錬金のテクニック

1 知り合いのキンムイを探す、あるいは既に区分漬けにされているキンムイを探し出し、連絡を取る。電話が望ましい。

2 錬金術の呪文を唱える。呪文は「税金高くないですか?不動産で節税しましょう!」。電話口でマントラの如く唱える。

3 錬金術の呪文にやられたキンムイと、新築区分を売る業者を「繋げ」て、うまく売買が成約したら紹介報酬を得る。あまりに高額だと宅建業法に引っかかるので、「気持ちの額」を貰う。

 

これならほぼ労力はかからないし、

猿でもできる高粗利なビジネスである。

 

少なくとも、

みなさんがやっているブログやYouTubeより遥かに儲かる。

これは絶対である。

 

キンムイの節税スキーム

さて冗談はこのくらいにしよう。

しかし、こんな冗談みたいな錬金術

実際に執り行われているから恐ろしい。

 

日夜キンムイのもとへ外線から電話がかかり、

電話口の錬金術の呪文にやられ、

ファミレスへ話を聞きに行くキンムイの個体があとを絶たない。

 

キンムイを相手にした節税不動産のスキームは、

「本業の高給に対し、

あえて赤字の不動産を購入し、

損益通算、要するに不動産の赤字と給与所得を合算し、

課税所得全体を減らし、

源泉徴収の還付を受けよう」というもの。

 

赤字の事業の無意味さ・・・

一見してお得な印象があるが、

個人的にはイケすかない。

 

皆様はどうだろうか??

 

このブログの読者の皆様は、

ある程度のマネーリテラシーがある(と俺は期待する)から、

違和感をもってくれると思うが。

 

そもそも「赤字の不動産」を持つことに違和感がある。

より細かくいえば、「損益計算書上」の赤字なわけだが。

 

一つの事業として「赤字」ってのがイケすかないのだ。

 

そうだろう?

 

・めちゃくちゃ儲かっているがゆえ、税金も仕方なしにたらふく払っている事業

・クソほど儲からず、税金どころか基本は赤字でお金を垂れ流す事業

 

資本主義として、

どちらに投資するか、どちらを評価するかは一目瞭然。

 

ながなが書いてきたが、

そもそも論、税金は仕方がない面もあると俺は思う。


たとえば、災害時の復興の財源にもなるわけで、

それはそれで社会の公器として、

必要なものだと思う。

セーフティーネットだな、うん。

 

前にも書いたが、国もそこまでバカじゃない。

少なくとも区分買っちゃうキンムイよりは賢い。

露骨な手法をとれば、必ず対策を打ってくる。

あまり舐めないほうが良い。

 

たとえば、先の節税スキームについては

「土地取得分の利息は経費にできない」という手段で、

計上される赤字を少しでも減らすよう国が対策を打ってきたので、

アホなキンムイは既に「やや損」をした形である。

 

 

長くなったので次回に譲るが

「真の節税は儲かった先にある」と銘記したい。

いろいろ不動産投資の書籍を読むなかで得た貴重な勘所である。

 

 

語郎