有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

都心部の有名大か、田舎の医学部か。医師資格の実利的なメリットを紹介。

 

 

「バカほど東大に行け」?

最近ドラゴン桜の続編(?)が放送していたみたいです。あまり(というか全く)ドラマの類を見ないので、内容の程は、よー分からんのですが。「バカほど東大に行け」みたいな名台詞があるのは知っておりました。

 

東大に限らず都心の名門大学に進学するのか、あるいは地方でもいいから医学部に進学するのか。かつて日本の最優秀層は東大一直線だったようですが、最近は大学を問わず情報系の学部が人気だったり。時代の変化もありますよね。

 

ポジショントーク的ではありますが、進路のネタとして書こうと思います。

 

 

 

6年勉強 + 2年研修 + 4年修行

僕も受験生時代は「田舎の医学部じゃなくって。進学するなら都会にある名門大学のほうが、良いに決まっとる!」とか思っていたのですが。最近になって考えが変わってきました。

 

「人生で極めたい学問がある」と決まっているのなら、少しでも良い環境を求めて東大を含む名門大学を受験するのは素晴らしい。でも、なかなか、18とか19歳で人生を俯瞰できる人も少ないでしょう。

 

医学部は6年間の学部生活です。その後も研修医、さらに専門科目の修行、と研鑚を続ける必要があります。職能学校の側面が強いので、当然っちゃ当然ですけども。それにしても過程が長い気がする。意思がないとくじけやすいのも事実です。

 

それでも。その「修行」をする過程で、あまりあるほどのメリットがあるわけですよ。現役の医者がこういう「生臭い」話を書くのもアレですけど、事実ですからね。

  

その上での、下のような「強み」が出てきます。たくさん書くとキリがないので、実利的な部分に絞ります。

 

 

医師免許の「強さ」

①ゆーても高給取り

データで年収を見ると、東大卒業者の平均年収が800万ほどだそうですが、医師免許保有者になると1400万ほど。もちろん平均や中央値から外れた個人も多いでしょうが、「だいたいのライン」が分かると思います。

 

年収1400万ほどでは、そりゃ東京で超豪勢な毎日を送るのは難しいでしょうが、独身なら都内でも好きな地域に住んでちょっとした贅沢を送るくらいなら問題ない額です。

 

友人や先輩のなかには、都心に住んで満足に生活している人も居ます。あるいは僕のように副業のバイトで稼ぎまくり、お金を一切使わずに貯金しまくる守銭奴も居る。資格としての換金性が高いことが、そういったキャッシュ戦術を可能にしています。(もちろん、未来永劫続くとは思っていませんが・・・。)

 

 

②転職のしやすさ

転職が当たり前になった時代とはいえ、まだまだ終身雇用が色濃い日本の企業文化があります。いくら有名大を出ていても、スキルが無ければ希望通りの転職は難しいのが現状。「気に食わないから、次の職場へ行こっ」とは、なかなか、なりえません。

 

東京は医師と患者さんが多いです。それを反映してか、仕事先も多いんですよね。しっかり修行していることが前提ではありますが、なんだかんだで職場は沢山あります。転職もしやすいですし、なんなら診療科目を途中で変える人もいる。

 

資格に担保されているからこそ、流動的な職場選択が出来るんですよね。

 

 

リンク

過去記事では、進学時点のデメリットを記録しました。一応、参考として添付します。

 

kataroh.hatenablog.com

 

 

語郎