有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

医療関係者の「グチ」りを見て思うこと。

 

医療関係者の「グチ」り

何とも取り留めが無い内容というか。単純な日記みたいになってしまって恐縮です。それでも、見て下さっている方も、けっこういらっしゃいますから、記録しようと思います。

 

Twitterを含むSNSをやっていますと、けっこう医療関係者の「グチ」的なTweetが目立ちます。前にも似たような内容を記録した気がしますが、改めて。

 

僕のことで恐縮です。ほとんど技術系のアカウント様と僕は交流しているため、あんまり医療関係者と絡みが少ない(というか、ほぼ無い)のですが、まあ結構な頻度で「グチ」っておられます。

 

いや、べつに「グチ」るのは結構ですよ。僕も「グチ」りたくなりますし、何なら見るのも好きですから。

 

たいてい、彼らの「グチ」の内容ってのは、おうおうにして政治的です。あるいは、仕事上でのストレスとか、職場とのミスマッチだとかね。けっこうメンタルがやられているのではないか、と最近の彼らをみて、思うようになりました。

 

あまり技術系のアカウント様のつぶやきでは、見られませんから驚いていました。いい意味で技術者はhack精神がありますから、なんというか、お互いの問題を互助するような面があって。UNIX文化というか。そういう文化って、すごく居心地が良いのですよ。僕にとって。へんに文句をいわずに、黙々と技術を磨く。困っていたら、フォローする。それだけです。

 

肉体労働・頭脳労働・感情労働

世の仕事には、①肉体労働(体を酷使する)、②頭脳労働(脳みそを使う)、③感情労働(感情をゆすられる)の成分がそれぞれあって。どの職業でも、それぞれの成分はあるのですが、職種によって組成に違いがあります。

 

たとえば工事現場系ですと、①肉体労働の成分が大きい。もちろん、頭も使いますし、上司にも気を遣うでしょう。ようは、比率の問題です。

 

医療関係ですと、3種の成分のうち、とくに③感情労働の成分が多いと見えます。もちろん①肉体労働と②頭脳労働の面も、多分にあります。ですが多職種との連携だったり、あるいは患者さんとの接点だったりで、わりあい③感情労働の成分が大きいのかな、と実感しています。周りの職種とテンションを合わせないといけなかったり、あるいは患者さんに共感したり。そういうのって、見えないストレスですからね。

 

こういった、なんとも言えない持続的な感情の揺さぶりというのは、そうとうキツイのだと感じています。「看護師さんは、こう言っているし。薬剤師さんは、こう考えていて。あと患者さんの背景とか、想いは・・・・」なんて感じ。

 

そういう思惑を含む利害の調整が頻繁にからむのですから、不適応を起こす人がいても、なんら不思議はありません。不適応が決して悪いわけではなくって、もう個性の問題ですからね。やむをえないでしょうね。

 

別のスキルをもつことが、リスクヘッジになる

「嫌なら、辞めればいい」と一口に言われても、なかなか困る。といいますのも、他の技能が全くないためです。

 

学生時代から試験勉強に追われていた医療関係職ですので、なかなか、ほかの生産的なスキルが無いのかも知れません。こうなると、いよいよ逃げ場がなくって、やむのかも。他の世界を知らないから。

 

やっぱり、視界を広くとるべきなんだと。

 

僕でいいますと、小学生のころからコンピュータが大好きで、大好きで、C言語で端末をいじり倒していました。中学生、高校生になっても、やっぱりコンピュータが死ぬほど好きで。いまも、仕事が忙しいですが、やっぱり大好きで。普段なら使わないようなOSを操作しては、自分好みに改造したり。こういう世界が実際にあるのだな、と分かると、心にゆとりができましたね。

 

一つのことに過熱しすぎない。そういう気持ちが居ようと思います。

 

kataroh.hatenablog.com

 

語郎