有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

譲れない条件を決めて、選択肢を絞る。【キャリア選択のこと】

 

 

 

本業のこと

2021年も半分が過ぎて、後半戦に突入してしまいました。ちょっと早いかも知れませんが、僕にとっては来年以降のことを考える時期になっています。

 

今まで本業については、あまり書いてきませんでした。自分語りのようで寒いので、あえて書かなかったのです。とはいえ僕にとっては節目の時期です。せっかくブログという痕跡を残す手段があるので、軽く記録しようと思います。

 

(あまり居ないとは思いますが)学生さんなどにとって、参考になれば幸いです。

 

 

節目のワケ

なぜ冒頭で、改まって「節目」と書いたのか。いわゆる「若手の修行期間」的な時期が、今年で終わってしまうからです。

 

修行期間の前半2年間が初期研修医。よくドラマなどで、ベテランの医療スタッフに肉体的・精神的にボコされるヤツです。幸いにして僕はそこまでボコされることはなく、なんとかこなせました。

 

修行期間の後半3〜5年が後期研修医。専門に分かれて「勉強」という名の肉体労働をします。今やっている期間です。このフェーズが、ぼちぼち終わるのです。

 

ここまでくると手取り足取りのコースはありません。先のことは自分で決めていく時期です。

 

 

若手明けの時期

良くも悪くも、「縛り」から解放されたような気分ではあります。でも自由には責任も伴うもの。損をしないよう、自分で探して決めます。

 

とりあえず「譲れない絶対条件」を2つだけ決めてから、「現実的に考え得る進路」をいくつか練ります。これだけ。 あとは状況に応じて進路をしぼります。

 

 

譲れないもの

絶対に優先したいものから決めます。あまりに希望が多すぎるとマッチしないので、最低限だけ決めます。

 

1:実家暮らし

これはガチ。実家から出ると、たぶん溶けてしまいます。必然的に実家から通える範囲の職場しか有り得ません。

 

2:年収

平均年収は外したくないのです。めちゃくちゃ稼ぎたいわけでもありませんが、そうは言ってもそれなりには欲しいもの。

 

 

現実的な選択肢

1:今のところに残る

今いるところは条件やら何やらで、決して恵まれている訳でもありません。どうも万年の赤字体質のようで、ボーナスカットやら診療枠縮小やら病棟縮小やら、けっこうめちゃくちゃやっているんですよね。大きい施設にありがちなことなので、仕方ありませんけれどね。 一応、候補としては現実的。

 

2:地元で探す

現実的に一番無難な選択肢かな、と。巷でボチボチ探そうかな、なんて思ってます。実家からより近く、より体力的な負担が少ない場所が望ましいです、個人的には。意外にも近場で募集があったりするので。 そこらに顔を出してみるつもりです。

 

3:フリーランス

いままで確保してきたバイトのコマを詰めて、フリーランス的なのも悪くないと思ってます。税金や社会保障の面からは現実的ではないですが、いざとなったら大アリです。

 

4:自費診療に走る

わりと常時募集してます。僕の大学の友人らは、やたらと自費診療に進んでおりました。善は急げ、ってなところですかね。いまやっている科目にも自費診療の領域があるので、そちらとかみ合わせるのもアリ。

 

 

と、まあ色々練っています。

 

語郎