有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

親知らずを抜いたときの記録【意外と痛くない】

・親知らずの抜去

ほんとうに、歯科の先生にはお世話になっております。虫歯といい、親知らずといい、とかく「歯のトラブル」に見舞われることが多いのです。

 

記事を読んでくださっている方のなかにも、親知らずを抜かなきゃいけない人がいるかも知れません。僕自身、親知らずを、ガッツリ4本抜いた経験があります。その点、経験値はあるのです。

 

まだ抜いたことのない人から「親知らずを抜くのが怖いから、どんな風だったか教えて」と、質問されることがありました。意外とニッチなネタとして、知りたい人も多いのかしら。

 

この件で、不安に思っている方や興味ある方(?)にむけて、ちょっと記録します。最後に、親知らず抜去についての留意点を付録します。

 

 

 

・合計4本

僕の場合を軽く記録します。上2本、下2本の親知らずを、4本すべて抜いています。

①右上・右下・左上の3本

これら3本については、普通に抜去しました。虫歯のときの治療を同じ要領で、麻酔をかけて、歯を抜くことに。

 

②左下の1本

左下は、ちょっと、くせものでした。といいますのも、横に倒れるような形で生えていたんです。そのくせ、無駄に歯の周りにスペースがあるものでしたから、虫歯ができやすい状態でした。さらに、このまま生えてくるようだと、左下の奥歯を圧迫して歯並びが悪くなるというオマケつきでした。

 

けっこう、大変なケースだったようです。本来ですと、大学の口腔外科を紹介するレベルだと言われました。ですが幸いなことに、その領域のベテランの先生が、そのクリニックにいらっしゃいました。なんとか、歯茎を切開する方法で、抜く治療方針に。

 

 

・感想

まあ、感想ってのも、変な話なのですが。時間軸にわけて、記録します。

 

①抜いている最中

ぶっちゃけ、そこまで痛くありませんでした。痛みに敏感な僕としても、意外なほど痛くなく。むしろ、虫歯治療で歯を削っているときの方が、ずっと痛いくらいです。

 

とはいえ、そう頻繁に歯を抜くわけでもないですよね。慣れているわけが、ありません。ですから、抜いているときの変な音や、圧迫感は不快でした。リアルな話で申し訳ないですが、歯の奥で「パキパキ」する音が響くのは、ちょっと怖いかも。とはいえ、前述のとおり、酷い痛みはありません。

 

※「切開」を受けたときにも、さほど痛みはありませんでした。まあ、たしかに、歯茎を切るのは、イメージ的におそろしいですよね・・・。

 

 

②抜き終わった直後

案の定、痛みはありません。ですが、当然のことながら、抜いた穴から出血します。ですので、綿みたいなものを噛んで、圧迫して止血します。ぐっと噛んで、時間が経つのを待ちます。

 

③抜いた日の夜

抜いて帰宅して、寝る段階になって。初めて痛みというか、かなりの違和感を感じます。「痛みで眠れない・・・」というレベルの痛みでもないのですが。うーん。表現しにくいです。歯茎をグッと押されるような、変な感覚が継続的にあります。

 

痛み止めも使っているんですが、なかなか引かず。あと、やはり血が滲んだりしますから、変な鉄の味(?)のせいで、気持ち悪かったのかも。

 

その日は、あまり満足に眠れませんでした。

 

④抜いた次の日以降

ほぼ、元のペースに戻ります。変な圧迫感も、解消しつつあります。痛み止めも、あまり使わなくなります。

 

 

・注意点

抜いてから数日については、強くうがいをしないこと。これだけは、はっきり注意されました。詳細なメカニズムは分からないのですが、ようは、抜いた穴にしっかり「かさぶた」を作るためだそうです。

 

あくまで、上記は僕のケースです。すべてが一般化できることばかりではないので、ご参考程度にしてくださると幸いです。

 

 

語郎