・夏場の頭痛は、とくに苦痛
今年は8月に入ってから、急激に気温が上昇して、日差しが強くなりました。ただでさえ、夏の初めは気だるいですが、頭痛持ちにとっては最悪ですね。頭痛が酷いと、気が萎えます。なにをするにも億劫になる。
案の定、8月の最初のうちは、頭痛が酷かったです。朝起きた時点で、頭痛が強い日もありました。何とか対処したいと思って、いろいろと試してみました。可能な範囲内にはなりますが、頭痛の増悪を防ぐ努力をしてきました。
そのかいあってか、8月の中旬から現在まで、ほぼ頭痛には悩んでおりません。ちょっとしたことで、改善するのだな、とシミジミ感じています。僕自身の状態を記録させて頂きます。もちろん、個人差はあります。ご参考までに。
・再掲、頭痛のメカニズム
*************************************
一般に、頭痛持ちの人の頭痛の原因は、膨らんだ血管が神経を圧迫するためとされている。血流が増えて血管が大きくなり、その結果として痛みを伝える神経を刺激してしまうそうだ。はっきりと原因として断定されているわけではないが、その可能性が高いとされる。
*************************************
頭痛のメカニズム考察の、キモになります。ここから、いろいろと考察されるわけです。「血管が痛みを伝える神経を圧迫してしまう」ことが、主な理由とされます。他にも未解明な部分はあるかと思いますが、統一的にはこのように理解されることが多いです。
いままでスルーしてきた「頭痛持ちの頭痛」を軽く概説します。それぞれで毛色が違うことが分かりますね。
・片頭痛:光・音・天候などがトリガーになります。日常生活の動作で悪化しやすい特徴があります。酷いと吐き気やめまいのため、寝込んでしまうことも。
・緊張型頭痛:首の筋肉の緊張・凝りがトリガーになります。デスクワークの方に多いタイプです。マッサージで、いくらかマシになるそうです。
・群発頭痛:目の奥がえぐられるような、激痛になります。謎の多いタイプです。
と、区分けされていますが、タイプが重なっている方も多いとされます。「完全に自分は片頭痛成分だけです!!」とは限らず、もしかしたら、緊張型頭痛の性質があるかもしれません。あくまで便宜上の分類です。
僕の場合、総合的に判断し、片頭痛タイプなのだと評価しました。家系では、片頭痛の人が多いです。どこまで、家系に根拠があるか不明ですが・・・。ただ事実として、母親は片頭痛で通院しており、内服で調子が良いそうです。
・対策したこと。実感について。
具体的に心掛けたことを、記載します。今年の夏は、以前と比べると大幅に改善したと思います。
①脱水に注意する
この記事の冒頭リンクの記事に、詳細が記録してあります。脱水は頭痛の増悪因子として、その対策を考えました。
「水分とりましょう」という話になりますね。ミネラルウォーターなどで、無自覚な脱水にならないように留意しました。基本、水分はしっかり取るようにしました。
これだけで、ちょっとマシになったかと。
②日光
片頭痛成分のある方には、特に気をつけて頂きたいですね。さまざまな医学書をみても、片頭痛では光が増悪因子であるとの記載が目立ちます。
サングラスや帽子を装着するのが、ガチな対策になります。ただ、コロナ禍において、「グラサン・帽子・マスク」の格好は、ハタから見れば芸能人か不審者です。ちょっと、それは出来ませんでした。
仕方ありませんので、なるべく日影を歩むようにしました。
くわえて、日光や太陽を、直接は見ないようにしました。「じゃあ、いままで、見てたんかい・・・」って話になりますが。ちょっと目に入る機会が多かったです。仕事で外出することが多かったためです。意識しなければ、意外と直で日光が目に入ると思います。すこし気をつけて、日光をさける向きを模索していました。
③気圧対策
こればかりは、仕方ありませんね。ヒトは、気圧までコントロールできません。
「気象病」に有効とされる漢方薬の五苓散を試してみました。多少は良くなったかも知れませんが、気休め程度でしょう。
④首の冷却
ここで頭痛の原因メカニズムを思い出して頂ければ、と。
首を意識的に冷やせば、そこを走る血管も冷却され、頭の血管も縮みやすくなります。冷却には一定の効果があるようです。少なくとも、脳血流が急に増える結果にはならないハズです。
どうしても頭痛の予感がした場合には、即効性があるかと思います。実際、かなり楽になっていました。
どうしても気温が高い日に外出する際には、凍らせたミネラルウォーター(コンビニのアイス売り場のそばにあることが多い)を持参していました。どうせ、購入直後は凍っていて飲めません。そこで首にあててみると、とても気持ちよかったです。そうこうするうちにミネラルウォーターとして飲めるようになりますから、まさに一石二鳥ですね。
語郎