ざっと、2020年8月に読了した書籍を紹介させて頂きます。
あいかわらず、ビジネス関係の書籍がメインでした。ちょっと、スキマ時間が多い月でしたので、いろいろ目を通せて良かったです。
・『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』 幻冬舎 佐藤航陽 (著)
おススメ度:★★★★
ちょっと前に、話題になった書籍です。株式会社メタップスの佐藤航陽さんが著者ですね。
これからの「お金」のあり方について、考察されています。「価値主義」といった概念を提案されており、従来の利益重視の資本主義社会への警笛のような意味合いを感じました。
SNSの発達によって、経済圏も従来の国営モデルと変わってくる、と予測されています。先見の明があるのだろう、と感じさせます。
個人的見解:
まあ、たしかに、SNSが経済に寄与する役割も大きいとは思いますが。その反面、炎上商法などは問題だと思いますし、オンラインサロンでのトラブルなども目立っていますよね。最近では、SNSでの誹謗中傷に対する訴訟事案もあります。SNSや個人主義を賛美しすぎる内容には、多少の違和感を覚えました。それでも、一読の価値はあると思います。
・『損する結婚 儲かる離婚』 新潮社 藤沢数希 (著)
おススメ度:★★★★★
ブログのコメントで、読者の方が、おススメしてくださった書籍です。せっかく教えて下さったので、目を通してみました。
僕がいままで断片的に持っていた知識を、ガッツリ補強してくれるような内容でした。知識が点から面になった、感じですね。
婚姻費用の算出式の概略も知れました。いやあ、充実の内容でしたね。実例も交えてあるので、分かりやすい。タレントさんの離婚騒動の箇所は、笑いました。
個人的見解:
「義務教育で教えてくださいよ!」といったところですね。法律を知らなかったことによる損失、って他にもいっぱいあるのでしょうか。なんか、急激に不安になって参りました。
・世界にひとつしかない「黄金の人生設計」講談社 橘玲 ・海外投資を楽しむ会(著)
おススメ度:★★★★
「持ち家 VS 賃貸」とか、「保険どうするのか問題」などなど、お金にまつわる人生の問題を解消してくれる内容です。
資産形成について、大いに参考になるかと思います。
個人的見解:
橘玲さんの書籍、どれも大好きです。今後の人生設計の、おおまかな方針になる本が多いと思います。マネー関係の知識が溜まってきたら、ぜひ読んでみてくださいね。ただ、「バランスシート(貸借対照表)」など最低限の会計に関するワードが突然に出現します。もし知らなければ、知識を補強しながら読むといいかもです。
・会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方
KADOKAWA 大手町のランダムウォーカー (著)
おススメ度:★★★★★
昔、財務諸表について一通り勉強しましたが、知識が飛びかけています。骨太なビジネス書籍だと、頻繁に出てくるんで、おさらいがてら見てみました。
この書籍では、財務諸表を、クイズを使って解説しています。実際に登場する企業がメインですので、イメージしやすいかと。
代表的な企業のビジネスモデルも紹介されています。めちゃ分かりやすい。
個人的見解:
活字で学んでも、分かりにくいですしね。グラフが多く用意されているため、視覚的に理解しやすい内容でした。ほかにも、よい書籍は沢山あると思いますが、絵で理解したい方には、特におススメですね。
語郎