有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

コロナウイルス流行による飲み会自粛と、宴会芸の今後を思う。

 

 

1.新型コロナウイルス流行と行事の自粛

新型コロナウイルス感染症の影響は、職場の飲み会にも出ている。新人歓迎会や、納涼会などの季節のイベントは軒並み中止である。小さな飲み会も、もちろん自粛だ。そこで思ったのが、「忘年会や新年会、定期的にある社員旅行はどうなるのだろうか」という点。世界がこの調子なら、まず間違いなく取りやめだろう。

 

2.社員旅行は?

社員旅行の是非については、ほんとうに賛否両論が分かれると思う。組織の親睦目的に開催されるわけだが、どうせなら家族と行きたいと思う人や、仕事が激務だから家で休みたい人もいらっしゃるだろう。激務の友人は、「わざわざ仕事の時間外に、遠くまで行きたくないなあ」と死にそうな顔をしていた。

 

有給を強制的に取得して、社員旅行に向かう会社もあると聞く。こうなると心理的負担も大きい。コロナ禍で、古くからある日本の文化がどうなっていくのか、静観しようと思う。完全に自由主義的に参加できる風向きになれば、いいのだが

 

3.宴会芸は?

忘年会や新年会と聞くと、つい連想してしまうのが「新人芸」だ。社会人向けの自己啓発本やサラリーマン漫画では、わりと「古き良き、宴会芸文化」とされる向きがある。その点どうなのか、僕の思うところを記録したい。

 

4.医療系の「出し物」はゲスい 

医療関係の宴会芸は、みなさんが思っている以上にエグい。ところにもよるだろうが、酷いと裸芸はザラである。ノリが完全に昭和のそれだ。もちろん、紳士的な内容も多いのだが、ネジが外れた内容も多いのも事実。加えて、やたらと気合が入っている芸も多く、準備に時間がかかるものだ。

 

気になる方は、「医局旅行 出し物」や「病院 宴会」などで検索されるとよいだろう。よく検索すれば、オモシロイ画像や動画が出てくる、出てくる。こういったものを、自分の組織のホームページ上でネットに安易に挙げちゃうあたり、相当にネットリテラシーが低いと感じてしまう。

 

さて、実際にあった話だ。僕が医者2年目のころ、例の宴会芸の練習にスタッフが精を出していた。僕は参加できなかったため、練習せずに先輩と仕事をしていた。普段は優しい先輩である。その日はやたらと忙しく、とても2人では回らないレベルだった。スタッフが宴会芸の練習でワチャワチャしていたとき、その先輩がついにブチ切れたのである。そりゃそうだと思った。

 

宴会芸は結構だが、その準備に気を取られるあまり仕事がお留守になるのは、倫理的にまずいと思う。何事も節度が大事である。だが上からの指令などもあり、どうしても気合の入った芸をしないといけない境遇らしい。

 

これから先、この「古き良き」文化が下火になる可能性を思うと、この側面に限っては僕個人としては悪い気はしない。いかがだろうか。

 

 

語郎