有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

マスクをつけ続けると、頭痛が酷くなるわけ。

 

 

マスクのせいで、顔に熱がこもる

夏場に外でマスクをつけながら歩いていると、少し体調が悪くなる。顔のあたりに熱がこもる感じがする。もともと頭痛持ちなので、なんとなく頭痛も激しくなる気がするのだ。

 

 

感覚的には当たり前のことかもしれないが、そのメカニズムを記録しようと思う。

 

 

顔のまわりが暑くなるのは、熱がこもるからである。自分の呼気が暑くこもってしまうため、なんとなく暑くて、ダルい感じがしてしまう。この炎天下で、顔のまわりに熱がこもっている感じがする。

 

 

頭痛のメカニズム

では頭痛の件であるが、こちらもある程度はメカニズムは把握できる。一般に、頭痛持ちの人の頭痛の原因は、膨らんだ血管が神経を圧迫するためとされている。血流が増えて血管が大きくなり、その結果として痛みを伝える神経を刺激してしまうそうだ。はっきりと原因として断定されているわけではないが、その可能性が高いとされる。

 

 

では、血管が膨らむ現象とは、具体的には何があるのか。

・体温上昇

・吸入する酸素濃度の低下

・吸入する二酸化炭素濃度の上昇

今回の問題だと、これらがファクターとして大きいと考える。他にも要因は多くあるが、この考察には特段影響しないので割愛。吸入する酸素濃度が薄いと、体としては脳に酸素を沢山届けようとして、血管を膨張させてしまう。二酸化炭素に関しては、逆に濃度が上がると、脳から沢山排出しようとして、血管が膨張するのだ。

 

 

マスクと頭痛の相関

暑い中、マスクをつけながら歩いていると、上のとおり、血管が膨らむ条件に合致することが分かるだろう。自分が吐いた空気を再度吸入するハメになる。そのため周りの空気と比べると、酸素濃度が薄く、二酸化炭素濃度は高いものを吸い続けることになる。

 

 

マスクを長時間つけているために、頭痛が酷くなったりする例をときおり耳にする。血管拡張の影響を受けて、片頭痛も悪くなっているのだろう、と考えている。

 

 

また熱中症になりやすいかも知れない。夏場なんて普通はマスクをつけて歩かないし、ずっとそれをつけていたら、具合だって悪くなると思う。

 

 

はやくこの問題が終結して、マスクなしで生活できるようになりたいものである。

 

 

 

語郎