有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

看護師さん含む医療従事者の女性に、医者はモテるのか。よく言われる命題を考察。

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飲み会の現場で、男性陣から、よく言われることがあった。「看護師さんとか沢山いるでしょう。女性が多い職場だから、さぞやモテるでしょう」と。頻繁に言われたため、よほど世間的なイメージができているのだろう。出会いを求める男性からしたら、羨ましいと思うのは自然だ。

 

 

よく言われるこの命題。男性非モテ目線から、報告として記録したい。あくまで一個人が体験したまとめである。一般化するつもりは全くないし、すべきでもない。「僕はこうだった」と感じたことをまとめる。

 

 

  • 職場では周りの目もあるからか、付き合う男女は少なかった。特段モテない。
  • 職場以外の飲み会現場でも、医療関係の女性からは受けが悪かった。
  • 反面、医療関係以外の女性とは、盛り上がったことが多い。

 

・一般的な話

このモテるかどうか、といった話題は、究極のところケースバイケースである。複合的な要因があるため、一つのファクターだけで断じることはできない。モテる、とは少し違うかもしれないが、医療従事者と結婚した男性医師は多い。だいたい6割近くは医療関係者同士の結婚ではないだろうか。メディアでの報告をみても、だいたいその割合だ。

 

女優やモデル、女子アナや大企業の社長令嬢とゴールインした男性医師など、めったにいない。数字が物語っている。報道されると目立つが、絶対数としては少ない。

 

 

・職場での僕の体験談

では、僕が今までにいた職場ではどうだったか。意外かもしれないが、「職場で」付き合ったりする例は少なかった。結婚までいくのは相当レアだと思う。病院は閉鎖的な環境だ。変な噂も回りやすい。周りの目もある。人事評価や研修評価が落ちたら、ツマラナイ。お互いに敬遠しているのかもしれない。周りにバレないように付き合う、という人もいるかもしれないが、それも少ないはずである。

 

 

 

・飲み会の現場で(医療従事者の女性と)

では、職場を離れた飲み会の現場ではどうだろう。医療従事者の女性と、盛り上がる空気になるのだろうか。これも意外かもしれないが、お互いに病院関係者だと分かると、ちょっと冷めたような空気となるのだ。やもすると、仕事の辛さの愚痴大会のようになってしまう。連絡先を交換しても、即ブロックされることもあった。

 

飲み会に出かけるような人は、普段とは違った「新鮮味」や「非日常」を求めているように思う。特に閉鎖的環境の医療現場で働く女性は、その傾向が強いかもしれない。せっかくリフレッシュしたいのに、飲み会の現場でも同業者を見かけると、一気に冷めるのは理解できる心理だ。

 

ただでさえストレスのかかる職場で、医師含む同業者と仕事上でギクシャクした経験のある医療関係者の女性は多いはずである。職場での仕事を連想してしまい、ブルーな気分になる方もいらっしゃるだろう。

 

 

・飲み会の現場で(他職種の女性と)

それとは対照的に、医療関係以外の女性とは、話が盛り上がることが多かった。女性としても、普段知りあえない環境の人と話せるため、それだけで「非日常」を味わえる状況だ。連絡先を交換したあとも、会話がスムーズに続いたことが殆どだった。

 

 

この「非日常」の影響もあるからだろうか、会話のハードルがグッと下がるのだ。下手に滑ったりもしなかった。不思議なものである。

 

 

 

 

とどのつまり、自分が得意なフィールドで頑張ればいいのだ。同業者と会話した方が、スムーズにいける人もいるだろう。同業者だからこそ、仕事上のストレスを共感できるからだ。自分にあうフィールドを探すのも、大切な一歩である。

 

以上、非モテからの報告でした。

 

語郎