有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

祝。クロアゲハ前蛹、無事サナギへ。飼育10日目。

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令和2年7月14日。今日で幼虫を保護して10日目となる。昨日に前蛹になったことは記録したが、本日でサナギになることに成功した。ちょっとホッとしている。だが、すこし気になることもある。その点を交えて記録したい。

 

まずは今朝の起床後がこちら。

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まだサナギになっていない。とはいえ昨晩と比較すると、体が乾燥しているように見える。乾燥すること自体は自然の経過である。

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写真うつりが悪いかも知れない。実際はもう少し色は明るい。何となく血色が悪い気がしていたが、ピクピク動く様子が見られたため、安心した。

 

この状態は触ってはいけないのだ。あまり触ると、それがダメージになって上手くサナギになれなくなる。ちょっと気になるかも知れないが、ぐっと我慢して放置プレイを決め込むのだ。

 

いろいろな飼育関係の本を読み漁ってみた。それを踏まえると、床に直接寝かすのはイマイチかも知れない。ちょっとティッシュなどでクッションをしてあげると良い。ただし、あくまで個人的な方法論だが、あまり前蛹状態に触れないでおきたい。体力のない個体だと、それが原因でサナギになれないからだ。昔前蛹を気になってイジりまくったことがあった。朝、彼は黒くなって死んでいた。そのトラウマかも知れない。

 

そんなこんなで、無事にサナギになれるか、ワクワクした一日だった。せっかくここまで順調に飼育が進んだのだ。せめてサナギにはなって欲しい。

 

家に帰って、すぐさまクロアゲハ前蛹を確認した。以下のようだった。

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ちょっとケースをもったら、おしりをビクビク震わせていた。すごく元気に動いている。そう、意外かも知れないが、サナギは動くのだ。無事にサナギになれた証なのだ。とりあえず無事を祝った。

 

寄生昆虫にやられていた場合には、この段階で既に動かないのだ。まったく動かない。死んだように動かないのだ。そして数日の経過で、色も怪しくなり、腐るのだ。無事に成虫になる場合にも色の変化は必発だが、寄生されていた場合には腐ってみるみる黒くなる。へんな液体が出ることもある。

 

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この時点で気になることがある。上の画像で、左の”耳”のような部分が右に傾いてしまっている。構造体としては、ちゃんと体と繋がっている。決して腐っている訳ではない。おそらくサナギになる段階で、壁と接触して、この形に固定してしまったのだろう。成虫になることに大きな支障はないだろうが、少し気にはなる

 

それでも、無理やり戻そうとしてはいけない。多少サナギの一部が壁と接触して、へこんでしまっても、成虫には無事になれるケースが多いのだ。無事に成虫になるのを祈っている。

 

あと、おまけ画像。

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前蛹が脱いだ、抜け殻である。サナギの近くに転がっていた。いつも思うが、とてもシュールだ。

 

ほぼほぼ、飼育日記としての記録は終わりつつある。ここから、飼育家が出来ることは少ない。羽化しやすいように、ポケットを作ってあげたり、成虫用のネットに入れてあげたり。ここからは見守るだけ。

 

寄生されていなかったとして、無事に羽化できるまでは約1週間。ひたすらに待ちの日々である。

 

語郎