有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

歯のエナメル質を守るため、まず出来る3つのこと。【無料公開】

 

 

エナメル質って・・・?

先日いつもお世話になっている歯科医院へ行ってきた。虫歯治療のためだ。治療のコースとしては、ほぼ終わりに近づいている。せっかく専門家のところに伺うのだから、また知識を仕入れることにした。

 

 

歯科衛生士さんと話すうちに、僕の歯に関する困ったことが判明した。「歯のエナメル質が薄いですね」とのことだった。エナメル質とは、歯をコーティングしているもの。食べ物や飲み物と接触する部分である。そこが薄いと判明した。

 

 

なぜに薄いのか、尋ねてみた。どうやら今までの生活習慣や歯磨きのクセも影響しているものらしい。これ以上、大事なエナメル質を薄くしないために、出来るアドバイスをいただいた。

 

  1. 食べ物・飲み物を取った直後に歯を磨かない。
  2. 歯を磨くときには力を入れすぎない。
  3. 歯磨き粉は研磨剤が入っていないものが良い。フッ素入りだと尚良い。

 

1.食べ物・飲み物を取った直後に歯を磨かない。

炭酸飲料などを飲んだあとは、口腔内が酸性環境になってしまう。エナメル質にとっては、酸性環境がダメージになる。この状態で歯を磨いてしまうと、それだけでエナメル質が摩耗してしまうようだ。飲み食いしたあと、すぐに歯を磨くのは、ちょっと微妙らしい。何分後に磨くのが理想なのか尋ねてみた。最低でも10分程度は待った方が良いとのお話だった。

 

 

2.歯を磨くときには力を入れすぎない。

かなり歯の表面が摩耗していると指摘があった。酸の影響というより、物理的に摩耗している印象を受けたらしい。昔から全力でブラシを握り、全力で磨いていた。どうも、それが良くないようだ。軽くブラシをあてて、歯に沿うように滑らせれば、大抵の汚れは落ちる。力をかけ過ぎるのは逆効果だ。

 

 

3.歯磨き粉は研磨剤が入っていないものが良い。フッ素入りだと尚良い。

研磨剤使用でも、物理的に歯が摩耗してしまう。これは歯科医院に置いてあるものが無難だろう。フッ素入り・研磨剤なしのジェル状歯磨き粉もあるようで、おススメらしい。

 

 

こうやって気をつけてみると、色々とあるものだ。虫歯は生活習慣の影響も大きいものだと実感している。

 

 余談

またちょっと感動したことがあった。その医院では感染症対策の一環として、治療中に水の飛沫が散りにくい歯科器材を使用しているらしい。詳しいメカニズムは門外漢なので分からないが、こういった対策への注力は素晴らしいと思う。導入にあたっての経費も高かったと思う。このご時世、感染症拡大防止を念頭に、しっかりと対策して下さる施設は信頼できる。

 

語郎