有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

タワーマンション飲み会に行きまくって、非モテ医者が得たもの。

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小さい頃から高くて眺めが良い場所が大好きである。先輩から「タワーマンションで飲み会があるから参加しないか」と言われたときは秒で参加を決意した。出会いを求めること以上に、高い所からの景色を眺めたかったのだ。「どうせならスカイツリーでも行けよ」と声が聞こえてきそうだが、もちろん行った。大抵の高い場所には行っている。その上で一般的なタワーマンションに登ってみたかったのだ。今回はタワーマンション飲み会の体験談と注意点を示したい。毎度断っているが、コロナ感染症拡大のために最近は開催されておらず、従って飲みには出ていないことを申し添えておく。

 

会場の場所は新宿区、港区あたりの都心部が多かった。駅から徒歩で数分の立地だった。地上40階。エレベーターで昇るにつれて耳がおかしくなる。それほど高いのだと実感したものだ。

 

主催者がそのマンションに住んでおり、最上階のパーティースペースを活用して飲み会を企画してくれる。主催者の方は、やはり社会的に成功しているようであった。軽く年収4000万は超えているそうだ。正社員で勤務しているわけではなく、フリーランスで仕事を受注していると教えてくれた。なぜタワマンに住むのか聞いてみたところ、「下の世界で生きている人を眺められるから」とのこと。のし上がる活力がないとその年収は掴めないのだろう。

 

参加者は実に様々だった。幅はあるが、主催者の年齢に近い人が集まるように思う。職業も様々だが、勤務地は都内の方が多かった。女性は看護師、事務職の方が多かった覚えがある。男性も職種はバラバラだった。両性とも参加者は仕事帰りの方が多く、清潔感のある格好をしていた。男性はほぼスーツ姿。僕だけダボっとしたワイシャツにジーパン、ボロボロのスニーカーで確実に浮いていたと思う。周りからも「随分とラフですね」と突っ込まれた。

 

食事は寿司や肉が多かった。その場で調理してくれた。普通に美味しかった。飲み物についてはワイン・ビールがメインであったが、飲めない人のためのソフトドリンクも用意があった。開始間もなくはぎこちない空気だが、酒も回ってくると皆打ち解けてくる。景色も素晴らしいため、気分が高揚して気持ちよかった。全体として凄く楽しかった記憶しかない。

 

ただし、さすがに非モテであるためか、タワマンに登ったことに満足してしまい、ろくに女性と話していなかった。意外に思うかもしれないが、窓が開いてベランダに出られるのだ。もちろん安全のために柵はしっかりしている。景色を見たいがために、週に1回は必ずタワマンに繰り出していた。女性と話すわけでもなく、どちらかといえば男性と飲んでいた。

 

そんな僕の様子に先輩が呆れてしまい、一緒に女性と話すのが常態化していた。大抵の場合にはアドレス交換には応じてくれた。女性と会話の訓練にもなるし、加えて景色も良いしで、収穫は多かった。

 

注意点を最後に。男性はしっかりした職の方が多いので、あまり僕みたいなラフな格好(ジーパンでスニーカー)で行くと足元から浮いてしまうから気を付けたい。また男性の参加者の中には少なからず営業職の方がいて、後日商談になることがある。スルースキルも重要になってくる。タワマン飲み会の場は、近年営業の場と化しているようだ。それを織り込んだ上で楽しもう。コロナが落ち着いたら、また参加したい。

 

語郎