有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

合コンに行きまくって、非モテ医者が得たもの。

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合コンに参加すると色々な社会経験が得られる。本当だ。今まで参加すらしなかった非モテの僕が言うのだから、間違いない。もっともコロナ感染症を危惧して最近は全く出向いていないが。昨年までの事を振り返って、思うところを記録したい。

 

社会人になりたての頃は仕事で生活に余裕がなかった。決して仕事量が多い訳では無かったのだが、新しい環境や生活スタイルに適合することで精一杯だった。休日は家で寝て過ごすか、アゲハチョウ飼育くらいしか選択肢がなかった。幸い、同期との飲み会は多かったため友達は沢山できた。しかし、何というか、社会との接点が乏しいような毎日であった。

 

そんな要領が悪くても、社会人として数年働けば良い意味で”手の抜きドコロ”が分かってくる。段々とプライベートなことに時間を割く余裕が生まれたのだ。そんな中、たまたま上司・先輩が合コンマニア(?)である職場に勤務する機会に恵まれた。家でいつも寝ていたり、アゲハチョウ飼育に勤しむ僕の姿を先輩らはガチで心配しており、誘ってくれたという訳だ。

 

その先輩ら曰く、「仕事が出来る奴はプライベートも充実している。逆も然りだ。プライベートが充実していれば、仕事にも張りが出てくる。両輪の関係にあるから、どちらも頑張らないといけない」と。確かに話を聞いた時点では、どちらもイマイチな自覚はしており、何とかせねばと思った。表題の通り、非モテキャラが定着しており、奮起しようと決心した。

 

先輩らの面倒見が非常によく、少なくとも週に1回は合コンや飲み会に誘われるようになった。「どんだけ暇なんだよ」というツッコミはさて置き、ともかく参加はするようにした。合コンの幹事と仲良くすると、次の合コン・飲み会にも気前よく誘ってくれるようになる。そんな感じで雪だるま式に合コン参加回数が増えていき、多い時には週に3、4回は出向いていた。

 

人生初の合コンの時は流石に緊張した。普段の環境の外にいる女性と飲んだりすることが初めてだったため、異常に緊張した記憶がある。うまく喋れなかっただろう。だが女性のほうが優しかった為、上手いこと切り抜けることが出来た。また、合コン以外の雑多な飲み会にも頻繁に参加した。最初はどう話せばいいのか困惑したが、手練れの先輩方に教えて頂き慣れていった。

 

参加するにつれて、一般的なコミュニケーション能力が向上した気がする。周りの人からも言われるようになった。また、それ以外にも良い仕事と巡り合う機会にもなった。参加費は数千円はするだろうが、目的を持って参加すれば悪くはない投資だろうと思う。

 

日ごろから感じていることではあるが、今いる環境に固執せず色々と出向いてみるのが大切だと思った。病院関係、とくに医者は所属する環境にどっぷりと浸かってしまう傾向がある。仕事が忙しいのは分かるが、合間を見つけて息抜きするのも大事だろう。常に新しいことに現場で向き合っていく。この探偵根性をもって、コロナ時代も乗り切りたい。

 

語郎