有給医のライフハック記録

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アゲハチョウ飼育日記① ~ナミアゲハ~

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ざっと、育て上げてきたアゲハチョウの写真を公開する。沢山の昆虫の写真が乱舞するため苦手な方はスルーして頂きたい。写真は2017年に育てたナミアゲハの終齢幼虫。いわゆるイモムシの姿だろう。頭部にある目のような模様は実際には視機能はない。この模様で天敵を威嚇する。一説には頭を持ち上げると、あたかも蛇が首をもたげたような恰好に錯覚させるためであるらしい。

 

アゲハチョウの類は柑橘類の木に卵を産み付ける。したがって、幼虫もその木に発生し食草としている。卵から飼育するのが醍醐味だと考える。なぜなら、アゲハチョウの一生のサイクルを目近で観察できるからだ。一生をコントロールするというのは、なかなかに貴重な体験だと思う。

 

例えばカブトムシの飼育を考えてみてほしい。ホームセンターで成虫を購入し、飼育する。それは素晴らしいと思う。生命の重みを感じる良い機会だ。あるいは、夏の木に止まっているセミの成虫。それもそれで捕まえがいがあるだろう。しかし、いずれも卵や幼虫のごく初期の段階での飼育ではない。一生をコントロールする、という感覚は得にくいだろう。

 

その点、アゲハチョウに関しては一生を握っている感覚が得られる。こんなにトリコになる理由の一つだと思える。意外に思われるかもしれないが、アゲハチョウ飼育は難しそうに思えるが、実はそれほどでもない。他の昆虫飼育体験に乏しい自分でも何となくやれている。冒頭にも述べたとおりだが、ミカンの木に成虫が卵を産み付けにくるため、苗木一本あればたいてい産卵される。産卵されれば幼虫から観察できる。

 

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ミカンの苗木を購入し、自宅の屋上に設置してみた。早晩、卵が植え付けられたようで、小さな幼虫が発生した。上の写真の如くである。この写真では分かりにくいが、幼虫の近くに黒い点が確認できる。これは幼虫の糞である。こんな調子で葉っぱの影に隠れてやり過ごしているようだ。

 

ちょっと飛ぶが、下の写真がだいぶ成長し、いよいよサナギになる前の様子。

 

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終齢幼虫になったら、自分はだいたい虫かごの中で管理する。


 

 

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ブレブレだが、成虫。

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成虫。

 

終わり。なんかカオスだった。

 

語郎