有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

質問:「忙しいときにパニックになって、パンクしてしまう。打開策は?」

 

 

考えさせられること

医学のネタでもないのですが、考えさせられる疑問を投げかけられたので個人的な考えを露出します。

 

 

質問

「やらなきゃいけない事が一度に降ってくるとパンクしてしまう。病院は忙しそうだが、どうやって切り抜けているのか?」。

 

質問した方は、仕事が沢山降ってくるとテンパりやすいのだそうです。解決策とか、打開策があれば教えてほしいとのこと。

 

 

(僕なりの)回答

以下、個人的な考え。

 

はい。パンクしますね、フツーに。いくら処理能力があっても、同時にやることが溜まったらパンクするのが自然じゃないかと思いますけどね。

 

とくに救急車の受け入れが盛んな急性期病院だと、キャパ・オーバーになる人も実際に多いですけどね。人手不足も相まって、まったくパンクしない医療従事者も稀だと思いますけどね。

 

病院の特殊性もあるでしょうけれど、基本的には診療依頼を断れない(断りにくい)のは事実ですので。こちらが律速段階を持っていないんですよね。そういった意味でも、タスクをコントロールするのが難しいと思うところです。


パンクしちゃいます、おわり。

 

 

だと味気なさすぎるので、打開策を挙げます。

 


打開策

① 忙しさの予測を立てること。

一日がはじまる時点で、すでに多忙が予想される日ってあるじゃないですか。そういう日って、もう逆に開き直って受け入れるしかないと思うんですよね。

 

まったく予測していない状態で忙しいと萎えますが、ある程度心の準備をしていると気が楽になるものです。

 

忙しいことを織り込んで、たとえば昼食の時間を確保できるように優先順位をつける、とか。

 


② パンクを受け入れる

忙しすぎるのは嫌かもですが、ちょっと多忙くらいなら刺激になると思うんですよね。

 

都会のギュウギュウな満員電車は辛いけど、田舎で人の気配が無さすぎるのも辛い。ほどよい環境のストレスって、大事なんじゃないかと。

 

ワチャワチャしてパンクする瞬間って、自分のキャパが増える瞬間かもしれないですよね。早い話、慣れの部分が大きいと思っています。

 

 

そのくらいでしょうか。あとは深呼吸したり、便所に行ったり。これといった解決策がないと思いますが。単純に慣れるしかないのかなって考えています。

 

 

語郎