おススメされたドラマ
じつのところ、あんまり映画とかドラマとか、じっくりみたことがありませんでした。べつに嫌いということもないのですが、1話でも結構な長丁場ですし、それなりのモチベーションがないと見ないのですよね・・・。
このあいだハッキングのことを友人に聞いたときに、「そんなにハッキングが好きなら、ブラッディ・マンデイでも見たら?」とおススメされました。名前くらいなら軽くしっていましたが、実際に見たためしも無かったので見ようと思いました。
具合のよいことに、たまたまAmazonのprimeで見れたので、軽く見てみました。とはいえ、今の時点で全部みているワケでもありません。ほんの序盤の数話くらいです。
内容以上にハッキングシーンが気になる
僕らしいというか、何というか。役者さんの演技とかストーリー以上に、チラホラ映るPC画面に見入っていました。さすがにハッキングが鍵になるドラマですので、そりゃPC画面とかハッキングシーンが映ると予想していましたけれども。
ほんとうに実在するハッキングの手法や、侵入端末の細部までもが描写されていました。
まだ全部のシーンをみたワケではありませんので、なんとも言えないところですが、ハッキングシーンについてはガチの作り込みなんだと思われます。
いくつか分かったこと
先に書いたとおり、実際の攻撃手法がガチであり、驚かされます。
ただし、ハッキングシーンは当然ながらドラマの「味付け」みたいな部分でしょう。ずっとハッキングシーンを流しているわけではないですし、映り込みは断片的になっています。あとカメラワーク(?)もあって、PC画面と手元が行ったり来たりしますので、ブレたりします。
以下、映り込んだ画面から確からしいことを挙げます。
① 使用OSはDebian系のLinux。攻撃コードはPython2系。
作中、以下のような文言がターミナル画面に表示されていました。
falcon@ws2 #python
Python2.5.2 ・・・・・割愛・・・・・
GCC 4.2.4 (Debian 4.2.4 -1) on Linux2
>>>import user ; import sys ;・・・
侵入を試すシーンで、python2系のインタープリタが立ち上がっています。pythonをインタープリタで実行する際には、上記のような動かしているOSの情報がざっと表示されます。
主人公はpython2をDebian系OS(Linuxディストリビューションの一つ)で操作していることが判明します。いまの時代はpython3ですし、このドラマが作られた当初は2系がメインだったのでしょう。
② ポートスキャン後
相手の端末に侵入するときには、ポートスキャンと呼ばれる攻撃を行っています。
Connecting to srv 281 bouka ru port 25 ...open SMTP
Connecting to srv 281 bouka ru port 53 ...closed
↑ のような文字が羅列されます。サーバーに侵入する際には、このように稼働しているのがどういったサービスで、どのポート(窓口)で経由しているのか。おおざっぱに知る工程があります。画面にある25番のSMTPは、メール送受信のためのポートです。このように、ずらっと表示されていました。
③ 侵入後のWidows端末画面
先のとおり、主人公が使用しているのはLinuxのOSでした。その後、どこぞの端末に侵入するときに、相手先がwindowsの端末だったようで。
ちゃんとLinuxのターミナル画面に、侵入先のwindowsコマンドプロンプトに表示が続いていました。こういったあたり、芸が細かいと思います。
語郎