有給医のライフハック記録

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新型コロナウイルスのワクチンを打ったあとのこと

  

ワクチン接種後の体調変化

表題のとおり、ワクチンを打ったあとの体調変化について記録します。厚生労働省が医療従事者からの情報をまとめているため、接種後の体調について徐々に明らかになってきています。インフルエンザのワクチンとは違って、接種後に体調変化する例が多いことが判明しています。

 

以下、あくまで僕が体験した話です。個人差もありますから、参考程度にしてくだされば幸いです。

 

1回目を打ったあと

2021年3月31日のブログ記事に記録したとおり、同日に1回目のワクチン注射を受けました。それらの症状をまとめます。

 

・筋肉痛:筋肉注射を受けた部分の疼痛が起こりました。なんとも言えない筋肉痛のような痛みでした。僕の場合は受けた当日の夜から、さっそく痛み始めています。当日の夜から翌日の夜までは可動域が制限されるほどの痛みでした。3日たったあたりから、だんだん痛みは治まりました。

 

・関節痛:打った翌日の昼あたりから、歩行時に左膝の関節痛がありました。4日ほど経過したら痛みが全く消えたので、もしかしたらワクチンの反応なのかも知れません。

 

・倦怠感:ごく軽い倦怠感がありました。打った当日の晩だけ怠かったです。

 

・発熱:ありませんでした。

 

2回目を打ったあと

1回目のワクチン接種からちょうど3週間後に、2回目を受けます。その時のことです。

 

・筋肉痛:お約束のように痛みます。筋肉注射の手技に依存する疼痛では、どうも無さそうです。免疫応答的に痛んでいる感じです。打った後の筋肉痛は、1回目と同じような程度でした。しいていえば1回目より若干痛かったのですが、おおむね同じようなレベルでした。

 

・関節痛:あまり感じませんでした。

 

・倦怠感:2回目を打った当日の夕方から、気だるい感じがありました。1回目より強い怠さでした。

 

・頭痛:ひどくはありませんが、倦怠感と連動して軽い頭痛もありました。

 

・発熱:一番の問題でした。2回目を接種した夕方から夜にかけて、なんとなく気だるい感じと眠気がありました。体調が良くなかったのと眠かったので、早めに寝ることにしました。22時ころに床に入ってから、寒気と倦怠感が強くなりました。いよいよ、その日の深夜は大変でした。悪寒と上半身の火照りを、一晩繰り返すような状況です。やむなく鎮痛剤を使って誤魔化した感じです。あまりグッスリ眠れませんでした。起床時のだるさも最悪でした。起床時の体温は、37℃ちょいでした。 熱発というわけではないですが、微熱です。インフルエンザほどではないにせよ、ちょっと悪い風邪を引いたような感覚でした。

 

僕のなかで一番体調がひどかったのが「接種後から6時間~接種翌日の夕方あたり」でした。 2回目接種の辛い症状は、接種2日目の夜には消退しました。

 

 

他の人の様子

不思議なことに、職場の人がほとんど僕と似たような経過をたどりました。だるさの程度や発熱の程度、夜中の倦怠感などなど。同じワクチンを接種して、これほど似通った経過になることが不思議でした。

 

アドバイス、というと変な話ですが。なるべく同じ日に接種しないほうが無難かと。なるべく接種するタイミングをずらして、散らしたほうが良い。打った当日と翌日は、体調不良者が出ても支障のない業務シフトが理想です。

 

僕の職場では同じ曜日に集中して接種を受けていたため、皆が同じタイミングでダウンしました。普段まじめな人たちが、日中に机に突っ伏す地獄絵図が形成されてしまいましたので。

 

ここに書いたことは一般化できることではありません。全く快調な人も勿論いるでしょうし。たまたま僕の職場のメンバーが、そのような星のもとに生まれただけかも知れないので。

 

語郎