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ブロガーのための文章術の本 まとめ

 

 

文章術関係の書籍

「ブログを書くのが遅い」とか「まとまらない」とか、悩んでいるブロガーさんも多いと思います。ブログを始めた当初(今もですが)、なかなか僕も書くのがまとまらずにもどかしかったものです。

 

いろいろな立場があると思いますが、僕は特に書くスピードを重視しています。文章だけに限りませんが、効率よく最短距離で物事をこなしたい性格なので。浮いた時間で他のことができます。日常生活においてでも、素早く要点だけまとめる技術って重要ですよね。

 

文章を書くのが苦手な僕が参考にしていた書籍をご紹介します。挙げさせて頂いたいずれの書籍も、文章術ジャンルでは鉄板のものです。どれか一冊に目を通すだけでも十分かと思います。

 

以前に書評録として取り上げたものもありますが、まとめとして是非参考にしてみてください。 どの書籍もおススメ度としては★5相当(マックス)です。

 

 

・『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 講談社 古賀史健 (著)

 

『嫌われる勇気』で有名な古賀氏の書籍です。あの名著を書いた作者の「いい文章の書き方」が学べます。そういった意味でも説得力があるのではないでしょうか。全体を通じて、文章を組む際の構成や論理構造など、かなり踏み込んだ内容になっております。作文の技法について、体系だって理解することができるでしょう。

 

「話すことと書くことは、まったく別の技術。書く技術の教育を、学生にもすべき」と、一貫して主張されております。

 

全体の章立てとしては4章なのですが、それぞれの章の終わりにまとめページがあります。あとでリファレンスしやすい構成になっております。 

 

個人的見解:

まず真っ先におススメしたい書籍です。ぶっちゃけ、これ一冊でキモは網羅できるのではないでしょうか。「うまく書けないなぁ」と悩んでいらっしゃる方に、おススメです。書くこととは何たるか、を追求できると思います。

 

映画の編集技術に関する専門用語が多かったです。もともと映画監督を目指されていたみたいで、その点納得でした。映画と文章の構成は、似ている部分があるとおっしゃっています。そこらへんのエピソードも書かれてあるので、参考になるのではないでしょうか。

 

 

・新しい文章力の教室 インプレス  唐木元 (著)

新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング (できるビジネス)
 

 こちらも鉄板。

 

「よい文章とは、最後まで完読させるもの」というスローガンのもとに、様々な技術がまとめられています。

 

文法的なこと(係り受けなど)も含めてまとめられておりますので、日本語の勉強という意味でも有益でしょう。

 

前半は基本的なこと。たとえば前述のような文法に関すること、文章の見た目に関すること、がメインです。ある意味で分かりやすいことも多いです。

後半になるにつれて、よりレトリックな話題が目立ってきます。つまり「一般的な正解がない」部分の比率が増えてきます。「文法的には全く問題がないが、あまり一般的な書き方ではない」といった類の話です。苦手でしたら流し読み程度でも良いかも知れません。

 

 

個人的見解:

図表が多い構成となっています。視覚的な分かりやすさを重視したいのであれば、こちらもおススメです。内容としては、上記の『20歳の自分に受けさせたい文章講義』と被る部分が多いです。「活字が多いのは嫌だから、サクサク学びたい」という方には、こちらの方をおススメします。

 

 

・文章力の基本  日本実業出版社   阿部 紘久 (著)

 こちらも有名な書籍。

 

先の2作品とは異なり、文法や日本語に関する概説が多かったです。より基礎的な文法力が学べます。

 

 

文法的な内容について、図示しながらの解説になっております。こちらも視覚的に分かりやすい内容です。

 

タイトルどおり77のテクニックが列挙されております。どちらかといえば、文章を作るうえでの注意点にフォーカスがあてられております。

 

個人的見解:

前述の2作品よりも、優先度は落ちるかと思います。日常生活の文章作成において、ダメ出しを頻繁に受けるようであれば、一読の価値があるかも知れません。それくらい「日本語教室」としての意味合いが強いです。ベーシックなことから理解しておきたい、しっかりした作法を身に着けたい、という希望があればおススメできます。

 

 

語郎