有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

2020年12月に読了した書籍。【12月の前半で2作品】

今回ご紹介させていただく書籍は、Amazonで偶然えらんだ電子書籍2作品です。どちらの書籍も「無駄な努力を続けない。最終目標のためにも、どこかで見切りをつける」という思想が、共通している気がします

 

成功者特有の「頑張れば、なんとかなる!」的な言葉で気持ちよくさせられる前に、いろいろ現実を考えるべきだなぁ。そんな気づきを得られる2冊でした。どちらとも、おススメしたい書籍です。

 

チャレンジしていることの「辞めどき」を悩んでいる人には、とくにオススメですね。

 

 


・『諦める力』 プレジデント社  為末大 (著)

おススメ度:★★★★★


400mハードル走、日本記録保持者である為末さんが著者です。花形の競技から「メダルをとる」ために種目変更をされた経緯が、くわしく書かれています。


ほかにも、アスリート界の抱える問題や、日本特有の「努力を美化しすぎる主義」について、疑問を投げかけておられます。


1冊とおしてみると、メダリストのストイックな人生観や思考法を知ることができます。

 

個人的見解: 
どこか悟りを開いているようで、素敵でした。「諦める」というタームのネガティブなイメージを取り去ってくれます。

書籍の内容が、僕の元来もっているスタイルと合っていて、スッと頭に入りました。ビジネス書的にみれば、やっぱり「ニッチをせめる」というところでしょうか。

何にしても、ゴールや出口戦略を最初に設定すべきですね。忘れがちですけどね。

 

 


・『1%の努力』  ダイヤモンド社 ひろゆき (著)

おススメ度:★★★★


2ちゃんねる創設者、ひろゆきさんの著作です。彼が体験した実話を振り返りつつ、どうやって思考してきたのか、網羅的に把握できます。


書籍の最後に全体のまとめがあります。また太字になっている部分を特に強調したい、とのことでした。


「こういう状況になったら、こう考えましょう!」というスタイルです。全体的に、雑談調です。軽いテンポで読了できます。

 

個人的見解:
エピソード集みたいな書籍ですので、全体的に読みやすいです。無駄に努力しすぎないような、ゆるい生き方を提案されています。

 

環境だとか、性格だとか、遺伝子だとか。そういう「努力だけじゃ、どうしようもない領域」って、残念だけれども、あります。それを受け入れたうえで、向いているコトを探せるのが望ましいかもしれません。まあ、それが難しいのでしょうけれど。自分の理想像って、誰にでもあるでしょうし。

 

これだけ成功している人なのに、「運の要素も、あるかもね」と偶然のなりゆきを否定しないスタンスにも好感がもてました。やっぱり、頭の良い人物なのだと思います。

 

 

 

語郎