2020年10月も、ぼちぼち終わります。今月の後半で読了した書籍について、忘れないうちに記録しようと思います。
あと、Amazonのリンクを添付させて頂きますが、現時点(2020年10月)において、Amazonアソシエイトには参加しておりません。まったく添付画像がないのも、イメージがつきにくいと思ったので、リンクさせて頂いた次第です。
あからさまなネタバレは避けています。概要と、僕の考えを記録するだけです。
・『完全教祖マニュアル』 筑摩書房 架神恭介, 辰巳一世(著)
おススメ度:★★★★★
タイトルはアレですが、内容は極めて科学的です。「教祖になるとしたら」という観点で、宗教創立のプランが書かれています。タイトルで驚かされますが、とてもフランクな本です。
世界には様々な宗教があります。その宗教が、どのような経緯で発生したのか。さらには、「教祖」が如何にして信者を集めていったのか。そういった経緯が、極めて分かりやすく解説されています。読みやすいのも、good。
個人的見解:
ここ数ヶ月で購入した書籍のなかで、ピカイチかも知れません。それくらい充実した内容でした。思えば、世界的な宗教の教祖って、今の時代でいう「インフルエンサー」ですよね。それも数千年ちかく続くレベルですので、大成功している訳です。そこらの若者インフルエンサーとは、格が違います。
どうしたら、多くの人に共感される「教義」を作れるのか。そういった「宗教の設計図」みたいなものが掴めます。
本来ならば「困っていないようなこと」を「困りごと」として、一般人に認識させる。その「困りごと」に対して、解決策としての「入信」を選択肢として与える。医者業界での問題点(専門医や学位の資格ビジネス化)にも、通じる内容だと感じました。本来なら医師免許を持っているのに、さらなる資格取得を煽り、学会に入会させるのですね。構造的にソックリです。
ビジネスにも生きてくる考えが詰まっています。興味がおありでしたら、ぜひ。
・『人を操る禁断の文章術』 かんき出版 メンタリストDaiGo(著)
おススメ度:★★★★
メンタリストDaiGo氏の、書籍になります。読んでいる人を引き付けるような文章の作成術について、解説されています。心理学的に「こうすれば、読んでもらいやすい」といった技術を、分かりやすく示されています。
個人的見解:
図や表が多くて、分かりやすいです。文章を書く際に、引き付けるトリガーについて、分かりやすくまとめられています。実行しやすい内容です。まあ、読むだけで満足せず、ちゃんと書いてアウトプットするのが肝心ですね。
語郎