有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

新型コロナウイルスに対する、僕のスタンス。「分からない」と答えることの重要性。

 

・2020年を振り返る

・親戚や友人からの質問

・権威性に注意

 

 

・2020年を振り返る

2020年も、あともう少しで終わり。本来であれば、東京オリンピックの開催がある年でした。それに伴うインバウンド需要も織り込まれた「明るくて、いい年」であるはずが、なんだかとんでもない一年になってしまいました。

 

そういう景気の悪いムードも相まって、暗いニュースが続いた気がします。倒産のニュースもそうですし、有名人が亡くなる悲しいニュースも。まあ、今年に限らないのかも知れませんが、つらい一年でした。

 

 

あれもこれも、結局のところ、新型コロナウイルス流行がトリガーになっています。

 

 

・親戚や友人からの質問

2020年の4月あたりからでしょうか。親戚や友人から、コロナウイルスについての質問を、受けるようになりました。みなさん、不安なので当然だと思います。

 

新型コロナウイルスは、実際のところ、どうなっていくの?」とか「いつころ収束するのかな?」とか「治るのか? ワクチンはいつころ出来るのか?」とか。このような、「未来形」の質問をされることが、とても多かったです

 

自分語りみたいで申し訳ないのですが。こういった質問に対する僕のスタンスは、ただ一つ。「申し訳ないが、分からない」。このように、バッサリ即答していました。

 

質問を受けたのは2020年の4月。感染が拡大してから、その時点では1年もたっていません。それなのに「夏には収まる」やら「2年は続く」やら、いろいろ言われていました。その時点で、感染収束を断定するには、あまりにも時期尚早です。データも少ないですし、何とも言えません。ですので、「分からない」と言っていました。

 

ただ「分からない」だけに、「感染には気をつけよう」とは言っていました。その点は、重要かも知れません。

 

もしかしたら知り合いには「なんだか、頼りない奴」だと思われていたかも知れません。

 

 

・権威性に注意

医師や著名人のなかには、「コロナは安全だ。経済を回せ」とか「コロナは危険だから、一歩も家から出るな」とか、いろんな人がいろいろ言っていました。

 

特に医師の発言には、病気に対する権威性もあってか、ネットでは広まりやすい面があります。

 

たしかに医師は、「病気のプロ」かも知れませんが、「新型コロナウイルスのプロ」ではありません。なんたって、誰も分からないから「新型」なわけです。プロなんて、その時点ではいるわけがありません。医師の発言も、参考程度にしたほうが無難です。そもそも自分の専門科目以外には、すさまじく疎い「専門バカ」ですから。

 

① SNSの情報を、うのみにしない。

② 畑違いの人の意見は、参考程度に。

③ 公式のソースを、活用する。

 

このあたりでしょうか。情報リテラシーの大切さを認識しています。

 

なにはともあれ、これからも元気に過ごしたいです。

 

語郎