有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

「社会人で実家暮らし」は、そんなにマズいのか。28年間の実家暮らしが考えてみた。

「社会人の実家暮らし」の是非については、賛否が分かれるところです。たまに議論が交わされるテーマになります。

 

大学生くらいまでなら、実家暮らしも許容されるでしょう。しかし、ほとんどの方は「社会人になったら、自立せい!」とお考えだと思います。

 

このように、「社会人の実家暮らし」については否定的な立場をとる方が多いなか、僕は明確に「実家暮らし、大いにありじゃん」との立場を崩しません

 

以下、28年間にわたって実家暮らしを決め込んできた僕が、メリット・デメリットについて記録してゆきます。「いい年して、実家暮らしなんて、良くないのでは?」とお考えの方も、一読して「ああ、こういうメリットもあるのか」と思い至ってくだされば幸いです。

 

 

・職場探しも、「実家ベース」

進学先にせよ、就職先にせよ、僕は「実家から通えるか、否か」をベースに選択してきました。もちろん、今いる職場も実家から通っています。

 

就職面談で、僕が「実家は、この駅なのですが。業務内容も織り込んで、僕は実家から通えますでしょうか」と質問した記憶があります。いまの上司が「ああ、余裕だよ。ちょっと遠いだろうけどね」と笑顔で答えてくださったので、いまの職場を選びました。

 

それにくわえて、僕は転勤がありません。この時点で「実家暮らしの延長戦」が決まりました。まさに、今の環境は、ユートピアなのです。まったく後悔していません。大満足です。

 

 

 

・「実家暮らし」ベースのメリット

①生活コストの共有化

これは、大きいでしょう。家賃・食費・光熱費・水道代・ネット代などの「生活コスト」は、完全に無駄な出費です。無駄なコストです。そんなもの、払わないに越したことはありません。

 

ただし、そうはいっても払わないわけにはいきません。仕方なく払うのです。それでしたら、より多くの人間が恩恵をあずかろうと生活を共同するのは、極めて経済合理的です

 

仕方ない出費を家族全員で共有している、と考えれば、これほど有効な「投資」はありません。

 

②貯金が増加

上記の①と連動しています。コストが浮くぶんだけ、貯金が加速します。

 

都内の場合、それなりのワンルームだと10万円前後はするでしょう。これを一年でみると120万円。バカになりません。そういった面で、「実家暮らし」は強いです。

 

下手な投資や資産運用に資金をブチ込むよりも、確実にできる堅実な「投資」でしょう。

 

③親の介護

親が高齢の場合だと特に感じます。毎日、顔をみれるのは、何かと安心です。具合が悪くなったときに、こちらで面倒を見れます。そういう共同体感覚が、家族の本質です。

 

 

 

・「実家暮らし」ベースのデメリット

メリットだけですと、フェアじゃありません。僕が体験してきたデメリットを書いてゆきます。

①世間体の悪さ

「僕、実家暮らしです!」と元気にいうと、ほとんどの同僚からは「珍獣」をみるようなまなざしを受けます。

 

やっかみ半分かもしれませんが、露骨に「しょうもない奴」みたいな扱いをしてくる人も居ました。まあ、そういった輩のことは、ぶっちゃけ気にしていません。放っておきましょう。

 

このデメリットの対応策は、スルースキルを身につけることです。スルーできれば、解消します。

 

②自立しない

これ、ダメですよね。猛省。こればかりは、「一人暮らし」派に軍配が上がります。

 

このデメリットを封じるべく、僕は可能な範囲で、掃除をしたり家事を手伝っています。そうすることで、共同体に馴染もうとするのです。

 

③(男性ですと特に)異性にモテない

今現在、「非モテ道」を突っ走っております。「実家暮らし」は恋愛や結婚において、不利な要素でしょう。デートにつながっても、「実家暮らし」が判明すると選択肢が狭まりますからね。恋愛を優先したい人は、ぜひ実家を出ましょう。

 

僕の女性受けが悪いのは、「実家暮らし」のファクターが大きい、と諸先輩たちは見立てています。

 

ただ、もはや女性受けを気にしなくなった「無敵モード」の僕は、ひたすら貯金と資産形成に邁進するのみです。

 

 

 

以上です。

いかがでしょうか。いろんな面でみて、実家暮らし、意外と悪くないです。

 

語郎