2021年3月の前半に読了した書籍を、ご紹介させていただきます。内容として素晴らしかったので、共有しようと思った次第です。今回は1冊。
『白いネコは何をくれた? 』フォレスト出版 佐藤 義典 (著)
オススメ度 ★★★★★
購入の経緯
ブログ運営術・webマーケティングに関する本を読んでいた時期がありました。そのなかの書籍の巻末で、紹介されていたものです。前から気になっておりました。試し読み版だけ以前にダウンロードしていたみたいで、このたび電子書籍にて正式に購入しました。
あとで分かったのですが、マーケティングの名著「ドリルを売るには穴を売れ」の著者さんでした。マーケティング書籍界隈では、有名人のようです。
書籍の内容
概要と大まかなところだけ、簡単に紹介します。気になる方は、ぜひご購入を検討ください。
著者さんが編み出したマーケティングのフレームワークについての本です。ジャンルとしてはマーケティング書籍ということになっていますが、思考力養成という意味でも有益かと思います。
考案されているフレームワークを、理解しやすいような書籍構成になっております。前半は物語形式で進み、後半でフレームワークの詳細な解説が続きます。マーケティングに限らず、キャリアや人生設計にも通じる内容だと思いました。
すごく端的にフレームワークを要約すると、その要素は下の内容になります。
「戦場」・・・どの分野で競合と戦うのか
「独自資源」・・・保有する資源
「強み」・・・独自資源から生み出される強み
「顧客」・・・届ける相手
「メッセージ」・・・コンテンツ含めたセーリングメッセージ
この5つの要素の一貫性が大事であると説かれています。
コンテンツやサービスを展開する際にも、これらの要素が噛み合っていれば、成功しやすいとのことでした。MBAホルダーの著者さんなので、説得力がありました。
個人的見解
全体を通じて「コンテンツの一貫性と主軸の設定」をことさら強調されております。
全ての要素が噛み合い、総合的なコンテンツ力になることが腑に落ちました。
頭でわかっているだけでは、内容が飛んでしまいます。紙なり何なり、書き出して5つの要素を整理すると効果的だと思われます。
と、頭ではわかりますが、実践となると抽象的でなかなか難しいものですよね。少しでも心がけるようになるきっかけとなりました。
オススメです。
語郎