有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

サメの知識を丸かじり・・・『世界サメ図鑑』

 

ここ数週間でとくに良かった書籍をご紹介。

以前にブログ記事にも挙げさせていただいた、

サメの図鑑です。

 

kataroh.hatenablog.com

 

『世界サメ図鑑』

出版社:ネコ・パブリッシング、著者:スティーブ・パーカー

おススメ度:★★★★★(5/5)

 

図鑑っていうと、

どうしても「パラ見」とか「流し見」しがちですが、

この書籍については文字も通読しました。

もうガッツリ読みました。

 

それくらい面白かった書籍でした。

 

冒頭にリンクしてあるブログ記事にも書きましたけれど、

★interestingな面白さ・・・「生物として非常に興味深い」

★funnyな面白さ・・・「シュール、意味の分からなさ」

が混在しているのがサメの魅力。

 

・サメについて生物学的に興味がある人

・迫力のあるサメの写真がみたい人

・ビジネス書に飽きた人

・人生に疲れた人

に特におススメ。

 

概要

章立て

1 サメの歴史

2 サメの種類

3 サメの生物学

4 サメの体形

5 サメの生態

6 ハンターそして殺し屋

7 サメの繁殖

8 サメと人間

9 サメを保護する

資料 サメを見られる水族館

 

本書の特徴

・写真が大きくて迫力がある。

・サメの解剖、生理学など、魚類生物学をガチで征く内容。

 

上記2つが際立っています。

 

とくに面白かったところ

・ドリル型の卵を産むネコザメ

・交尾でオスがメスのヒレを「マジ噛み」すること

・「うきぶくろ」をサメは持たないため、浮力形成のために肝臓がデカい。

・受精から幼魚になるまでの過程が複雑で面白い(本書参照)。

・過去に実在した「メガロドン」の歯がバカでか過ぎる件(写真は本書を)。

 

・・・・・・キリがないので、ここら辺で止めておきます。

 

個人的見解

本書はもちろんですが、

そもそもサメの図鑑が僕は大好きなので、

いろんなものに目を通してきました。

 

本書の特徴は、

「サメの生物学」から逃げない、

ってことかな・・・。

小学生向けの図鑑ではありませんが、

中高生、大人向けとしては、

かなりの良書かなぁ、と。

 

あと9章について、

サメにも絶滅が心配される種があることを知り、

サメ好きとしては悲しい気分になりました。

 

サメと人間が共存できるような、

そんな社会になって欲しいものです。

海に関わる業者や研究者やメーカーの皆さまは、

サメが生活しやすいような、

そんな海の環境にして欲しいです。

 

 

語郎