有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

書評『独習Python』【おすすめPython文法書籍】

 

最近読了した技術系書籍を紹介します。

例によってPython関係で、今までさらってこなかった細かい言語仕様を知るために、読んでおりました。

 

『独習Python

出版社:翔泳社 、著者:山田祥寛

おススメ度:★★★★★

 

今までPythonの細かい文法やルールは知らずにプログラムを作っていたので、改めて網羅的な書籍を買った次第です。

 

一見して分厚い書籍で、内容としても網羅性は十分であり、あとあと辞書的に使えそうです。

 

巷には薄めの入門書籍が多いものですが、

分かりやすい反面どうしても内容は薄くなってしまいます。

 

これからPythonを使う気のある人は、

最初からこちらを一通り見ておいたほうが良い気もします。

 

以下、ざっとレビューします。


概要

章立て

1、2章・・・イントロ

3章・・・演算子関連

4章・・・制御構文関連

5、6、7章・・・標準モジュール関連

8、9章・・・関数関連

10、11章・・・クラス関連

 

ざっと、こんな内容。

以下、軽く触れます。

 

序盤

変数の「参照」のことなど、

おいおい混乱してくる話が敢えて序盤に解説されるため、

分かりやすいです。

たいていの書籍は、あとになって出てくるので。

 

中盤

たとえば文字列型のデータ型を紹介してからセットで組み込み関数を都度解説、みたいな流れが多くの書籍では一般的ですが。

 

こちらでは一通りデータ型をまとめて示されたあと、

標準モジュールを一括で解説されるのが特徴的でした。

こちらのほうが書いてある箇所がまとまってスッキリしますし、

あとから参照しやすいです。


終盤

関数、クラスのこと。

あまり簡易な入門書籍では出てこない内容も多く、初耳も多かったです。

完璧に理解できなくとも、とりあえず目を通した感じでした。


個人的見解

「とりあえず間に合わせのプログラムが動けば良い」みたいな投げやりでプログラムを作っていましたが、今後は細かい作法に気を配ろうと思いました。

 

ただ、ぶっちゃけた話、Python自体の細かい構文やらを把握したとして、結局使うのは個別のフレームワークになりますので。

 

たとえばAI、機械学習で有名なTensorFlowであれば、TensorFlowで準備された関数、クラスなどを実装で使うことになるため、結局は「個別に使い倒す」必要がありますね。

 

とはいえ、開発者のソースコードを十分読解できる文法知識は必須なので、一通りの言語理解は大事なのでしょう。

 

語郎