有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

非モテ医者の初デート。改善点がありすぎる件。男子校の呪い。

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  • 非モテだと、デートという概念が脳内に存在しない。誘い方も分からない。
  • 誘ったは良いが、デート中の会話のノリが分からない。
  • 男子校の呪い、と考察している。
  • 実践あるのみ。

 

2019年は合コンや飲み会に行きまくっていた。それこそ、最低でも週に1回は参加していた。次第に出会いを求めに行くのではなく、合コンに行くことが目的と化していた。そんな調子を、上司は心配していた。「合コンに参加するだけじゃ、意味ないだろう。食事に誘うなり、してみないと」と指導を受けた。

 

女性と付き合ったことがないため、食事やデートに誘うという発想がなかった。デートという概念が僕の頭には存在していなかったのだ。20代後半にして、異常事態である。周りが心配するのも無理はない。

 

「どうやって、誘えばいいんですか」と情けない質問を、上司に投げていた。「いや、ふつうに誘うだけだよ。LINEで送ればいいんだよ」と返された。そう、誘い方すら分からない。そんな状態だった。

 

合コンで知り合った一人の女性に、思い切って連絡を取ってみた。いきなり誘う前に、軽く世間話をLINEで実行した。意外と長くやり取りが出来たため、感触は良かったと思う。大企業に勤めているキャリア女性だった。真面目に誘えば、大丈夫だと思い、食事を打診した。すんなりOKだったのが、とても意外だった。

 

さて食事に誘えたのは良いが、どうやれば会話が上手くいくのか、皆目分からない。また例の上司に聞いてみたが、「とりあえず、やってみなさい。実践あるのみ。最初から上手くいくわけないから、しょげないように」とアドバイスを受けた。

 

とりあえず、無難そうなワインの店を予約して、当日を迎えた。人生初の、女性との食事である。鬼のように緊張した。ひとまず、ドタキャンはされなかったため、安心した。会話は問題なく出来た、はずではある。普通に盛り上がっていた気がする。あまり無理にこちらの話はせず、聞きに徹した。楽しんでいてくれた、気がする。

 

ただし全体を通して、エスコートする技術が皆無だったため、相手からしてみれば慣れていないのが丸わかりだろう。この年になって、ここまで慣れていない男性も珍しいと思う。ぎこちない感じで、初デートは無事終了した。

 

中高が男子校だったことが遠因しているのではないか、と思っている。一番の多感な時期を、そういった異性とのコミュニケーションに充てることが出来ない。長い目でみたら致命的なことになると思う。僕の高校の同期も、みな僕と同じようなザマだった。

 

関わる人は、ほぼほぼ自分の生活圏に限定される。異性とのコミュニケーションの慣れが、青春時代に学校で構築できなければ、とっても不味いのかも知れない。割と真剣な問題だと考えている。

 

過ぎてしまったことは致し方ない。実践あるのみ、である。

 

語郎