有給医のライフハック記録

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クロアゲハ幼虫の飼育4日目&5日目。疑問へのアンサーも。

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クロアゲハ幼虫の飼育4日目と5日目の状況を記録する。

 

 

4日目については特段の変化も見せなかった。食事量も普通だった。だいたい3日目と同じくらいの食べっぷりだった。トップ画像は糞をする瞬間である。前から糞を出す瞬間を撮影したかったのだが、なかなかシャッターチャンスを得られなかった。今回偶然に撮影することが出来た

 

 

飼育3日目の記事に、少し糞について記載した。改めて糞について触れたい。実のところ、僕はアゲハチョウ幼虫の糞に異様な興味を持っている。今までかなりの数の糞を観察してきた。トップ画像を見て頂ければ分かるかもしれない。形が面白いのだ。糞の真ん中が、一部へっこんでいる。クロアゲハ幼虫に限らず、アゲハチョウ類の幼虫の糞は、真ん中がへっこんでいる。

 

 

この画像をみるに、幼虫の体から排出される時点で、すでにへっこんでいる。幼虫の体内構造がそうさせているのだろうか。まったくもって謎なのだ。アゲハチョウの幼虫全てに共通しているようで、それもまた謎。色々な文献を参考にしたが、明確な答えは知ることが出来なかった。不思議で仕方がない。誰か教えて下さい(切実)。

 

 

さて5日目。いつものように、出かけるまえに飼育ケースを綺麗にしてあげた。おいしそうな葉を、新鮮な状態で差し上げた。

 

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十分な量の葉を提供した。これだけあれば十分だろう。

 

日中働いているときも、どこか幼虫のことが気になる。あの餌で足りたのか、水分は大丈夫だろうか。

 

最寄り駅からの帰り道は、どこか歩調が早まる。はやくクロアゲハ幼虫に会いたい。玄関に入って、まずは手を洗う。風呂に入る。階段を登る。自分の部屋に突入する。

 

 

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無事だった。葉がかなり減っていた。ここ数日の間で特に消費が激しいと感じた。出かけるまえの写真と比較してみた。大きな葉の2枚分は確実に食べられている。この記事を書いている最中も、さっそく1枚を平らげてしまった。恐ろしいくらいのスピードで葉が減っていく。

 

 

成長のスピードと食欲、ともに申し分ない。順調に発育している。寄生されていないことを祈るばかりだ。4日目と5日目の記録はここまで。

 

 

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先日の飼育2日目の記事の内容について、質問があった。質問してくれたのは、僕が研修医のころの同期の医師だ。ちゃっかり飼育日記を見てくれていた。かなり頭の切れる人物だ。彼からの質問なので、僕も丁重に対応させて頂く。同じような疑問をもつ方もいるだろうから、回答を提示したい。

 

Q:餌の葉について。水につけるだけで、水分が保たれるのか? 表面が濡れるだけじゃないのか?

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A:

数日の間であれば、水分は保たれると考えている。葉の付け根の茎にあたる部分をしっかりと水の中に沈めている。おそらく茎の中にある導管から、葉の末端まで水分を吸収するはずだ。

 

根拠はある。茎にあたる部分に水をしみこませた脱脂綿をあてて、サランラップで包み、茎ごと輪ゴムで縛る。これで数日なら葉の水分が保たれる。アゲハチョウ飼育の本にも、しっかりと記載されている。

 

一時期この方法をとったことがあった。だがサランラップをちぎったり、輪ゴムで縛ったりと面倒くさい。手間を省く、という観点から、水につけているだけなのである。

 

飼育日記5日目をみて頂くとわかると思う。アゲハチョウ幼虫は、かなりの葉を1日で食してしまうのだ。あまり葉の作業に手間をかけたくないため、簡略化していると考えて頂きたい

 

語郎