有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

葉をかじる、かじる。グングン成長中。クロアゲハ幼虫の飼育3日目。

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チキチキ・・・チキチキ・・・・・。昨晩ずっと、部屋の中を小気味のよい音が満たしていた。何を隠そう、クロアゲハ幼虫が餌の葉をかじる音だ。

 

「そんな音が聞こえるわけないだろう」と思うだろう。だが本当に食欲があると、かじる音が聞こえるのだ。夜間だと音が聞こえやすい。幼虫が生きている証拠だ。なんとも言えない安堵感がある。昨晩は深夜3時に、あの音で起きてしまった。だから今日は一日中眠かった。

 

トップ画像は、ケースの中に満ちた糞の掃除をしたあとの様子。こんな調子で毎日少しずつ大きくなっている。元気に育ってくれて満足である。元気が一番。

 

 

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上の画像が、今朝の6時に起床したときのものだ。このように、放っておくとすぐに糞だらけになってしまう。定期的な糞掃除がかかせないのだ。

 

食欲もしっかりあるし、問題ないだろうと思っていた。少し餌の量が減ってきており、その点は心配だった。ここのところの大雨の影響で、地面がぬかるんでいる。しばらく餌を取りに公園へは行けないだろうと思っていた。今日の帰り道、いつもの公園で補充することにした。

 

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森、とまではいかないが、そこそこ大きな公園である。いつもの公園。ミカンの木が生えているゾーンまで足をすすめた。せっかくだから、追加の幼虫を保護しようと探したが、あいにく見つからなかった。

 

見つからない日もある。気を取り直して自宅に向かった。いつものように、ちゃんと手を洗って、風呂に入った後で、自分の部屋に向かう。胸が高鳴る。クロアゲハ幼虫との対面の瞬間が近づいている。

 

 

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かなり食されていた。うれしい悲鳴だ。6時の時点の写真と見比べてほしい。しっかりした葉が見当たらないほど食べている。油断すると、あっという間にミカンの葉を食べつくす。この勢いで食されたら、ミカン農家泣かせもいいところだ。ミカン農家の方にとってはアゲハチョウの仲間は天敵。大事なミカンの葉を食べられてしまう。典型的な食害昆虫なのだ。

 

ちゃんと新しい葉を投入してあげる。「おお、なんか、新鮮な葉っぱがでてきたぞ。おい。部屋も涼しいし、さいこーだな」とか思ってそうである。

 

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飼育上の豆知識をお伝えして、終わりたい。糞の問題である。ティッシュの上に糞を乗せて撮影してみた。

 

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左は形を保っているが、右は崩れているのが分かる。崩れたほうを見ると、小さな葉の断片が分かると思う。そう、別に糞といっても、葉から水分を抜いて固めたようなもの。特段汚くはない。

 

しかしあまりにも糞まみれにしていると、ちょっと不衛生だ。糞にカビがついて、それが幼虫の体に付着することもある。そうなれば気門を塞いだり、病気になったりと問題が発生してくる。こまめに糞をケースから出すのが大事である。

 

語郎