厚生労働省による平成29年度賃金構造基本統計調査によると医師の平均年収は1230万円ほど。他にも様々の統計調査がある。しかし調査によって数値のばらつきも当然あるし、そもそも平均値だと数字を丸めているため実態と乖離している可能性も否定できない。大学勤務と民間病院勤務、はたまた自費診療を中心にしているクリニックなどなど、実に事業体は様々である。給料を変動させるパラメータとして、いくつか考えられる。例えば
- 大学、民間病院、診療所などの区分
- 診療科目
- 年齢
- 立地
とまあ、ざっとこんなものだろう。もちろん、このほかにも目に見えないパラメータは多数あるだろう。
自分の肌感覚として、待遇が良い順番に下記の通りになるかと。(上に対応)
- 診療所>民間病院>大学病院
- 自費診療科 > 保険診療科
- 経験年数が長い者 > 若手
- 田舎 > 都会
もちろん、ざっとである。こんなざっくりとしたパラメータですべてを語れるわけがないわけで。ただ、自身が実際に勤務したり或いは友人と語らうなかで、判明したもの。あくまで肌感覚として。ただおよそ多くの医師が概ね賛同してくれるのではないか。
大学病院×保険診療科×若手×都会、のカードの組み合わせは兎角待遇が悪いのではなかろうか。一般には都会の企業であればあるほど給料が良くなりそうなものだが。都会の方が生活費が嵩む。それにつれて必然的に給料(労働力の再生産費として)は上がっていくはずであるが・・・。まだまだ考察の余地はありそうだ。今後の待遇面からキャリアを考える若手の方々は上を参照されると良いかもしれない。あくまで参考程度に。
語郎