プログラミング書籍の選び方について
ITエンジニアが、足りていません。需要に比較して、まったく足りていない。そんななか、義務教育にプログラミングを入れこむ流れもあります。ちょっと大げさかも知れませんが、「プログラミングは社会人の必須スキル」という時代が到来してもおかしくないと思っています。
手前みそですが、高校時代から、プログラミングは嗜んできました。「嗜む」程度ですので、商品を作成できるレベルにはございません。具体的には、C言語とpythonを書いてきました。とくにpythonは愛用していました。商品を作れるレベルにはないですが、pythonであれば簡単なGUIアプリを作成できます。
「プログラミングをやりたいけれど。何から始めていいのやら」といった悩みを抱える方も、多いでしょう。かくいう僕も「何から始めたらいいのやら」状態を経験しております。
そこで、おそらく、まず考えるであろう「書籍の選び方」について。簡単ではありますが、僕の経験を踏まえて、持論を展開したいと思います。
※言語の選び方は、これまた膨大なテーマですので、割愛します。あくまで「この言語を使いたい」と絞りこめた後の話です。(まあ、僕ならpython薦めますけれど・・・)
①発行年度は要確認
当たり前といえば、当たり前の話です。プログラミング言語も、定期的にバージョンアップが入ります。そのため、古すぎる書籍を選ぶと、うまく起動しません。最低限、自分がインストールする予定のバージョンに即した書籍を選びましょう。
pythonでいうと、2系から3系でだいぶ変わりました。いまは3系がメインですので、2系の書籍は使いにくいです。というか、動きません。これだけは、注意。
②文法より、実践
文法事項を詳述する書籍も、もちろん重要です。しかし、そういった類の書籍では文法を「学んだ気分」になれますが、実際に商品を作れるのかというと、これは別問題。英語でも同じでしょう。文法を覚えても、うまく話せるのかといえば、それは別問題というわけで。
「この1冊をやりながら、アプリ作っていきましょう」というスタイルの書籍が、望ましいです。上達も実感できます。
③読みやすそうなものを
読むのと同時に、実際に書かなければ上達しませんし、意味がないです。そのため、あまりにも厚すぎたり、専門書の類は避けるのが無難だと思います。パラパラとめくり、実際にソースコードを打ち込む姿がイメージできれば、「買い」で良いと思います。
④電子書籍は、微妙かも・・・
一般書籍であれば、僕は電子書籍派です。持ち運びにも便利ですし、とくにデメリットがないと思っています。
ですが、ことに技術系の書籍ですと、話が変わってきます。電子書籍の場合には、ソースコードの表記が乱れたり、分割が不規則になることがあります。
pythonではインデント(ようは空白スペース)も使って、ソースコードを打ち込むことになります。しかし、電子書籍では表記の揺らぎのため、かなり分かりにくい部分があったのです。これについては体感済みですので、ちょっと避けた方がいいかも・・・。まあ、個人差が大きいとは思いますが。
⑤おすすめ
ここまで、目を通してくださったので、一応、僕のおススメを貼っておきます。
それぞれの章で、具体的にpythonでアプリ作成します。アウトプットしながらの勉強になるので、大いにおススメできる内容です。
語郎