2020年10月前半に読了した書籍をご紹介します。
以前は、月の後半に固めて記録していました。しかし、そうすると月の頭に読了した内容を、忘れてしまうのです。ですので、ちょっと内容が深かったり、冊数が多かったりした際には、小分けにして記録しようと思います。
経済関係の書籍が、かなり難しかったので、忘れないうちにまとめておきます。
※Amazonのリンクを貼っておりますが、記事作成時点(2020年10月11日)において、アリフィエイトプログラム等には参加しておりません。リンクを踏んでも、僕に一円も入りませんので、安心して閲覧してください。また、あからさまなネタバレもしないようにしています。
おススメ度:★★★★★
以前、ドラマ化もされた漫画です。もともとは純粋な主人公でしたが、過酷な幼少期を過ごすうちに「銭ゲバ」へと変貌してゆきます。「金を得るためには悪事も辞さない」という信念のもと、資本主義社会を勝ち上がろうとする物語です。かなりサイコな内容です。衝撃的。
個人的見解:人生の幸せって、何だろう。お金って、何だろう。自問自答するような内容でした。名作です。絵が荒いのも、むしろ良い味を出しています。
・『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』
ダイヤモンド社 藤沢数希(著)
おススメ度:★★★
経済関係や恋愛の書籍を書いている、著者の本です。「ニュースでみるけれど、よく分からない」ような経済ネタが満載です。サブプライムローン問題の背後にあったCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)の仕組みがよく分かりました。また、日本が景気回復するための、全体的な方法論を示しています。
個人的見解:全体を通して、興味深い内容でした。難解な数式が、出てきたりします。最低限の世界経済の概念が分からないと、ムズカシイと思います。
・『20歳の自分に受けさせたい文章講義』 講談社 古賀史健 (著)
おススメ度:★★★★
ライティングの書籍です。『嫌われる勇気』の著者が書いた、「書く技術」の本になります。作文の技術と、書く際の工程について、理路整然と記述されています。「話すことと書くことは、まったく別の技術。書く技術の教育を、学生にもすべき」と、一貫して主張がありました。すごく、腑に落ちます。
個人的見解:映画の編集技術に関する専門用語が多かったです。もともと映画監督を目指されていたみたいで、納得でした。各章の終わりにまとめがついているため、復習しやすいですね。「うまく書けないなぁ」と悩んでいらっしゃる方に、おススメです。書くこととは何たるか、を追求できると思います。
・『貧乏はお金持ち 「雇われない生き方」で格差社会を逆転する』
おススメ度:★★★★
目にとまるタイトルですよね。ざっくりいうと、「マイクロ法人(個人で法人成り)をつくる。法人名義で融資をうけたり、ビジネスしたり、税法上の優遇を受けたりしましょう」という内容です。毎度おなじみですが、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書が出てきます。
個人と法人を計算上で融合したり、あるいは切り離したり。すごくテクニカルでした。
個人的見解:おもしろいけど、ムズカシイ。会社から「個人」として給料をもらうのが、僕らの一般的な感覚ですが。マイクロ法人を生かすために、「法人」として、会社と業務委託契約を結ぶ、というスタイルをとります。目からうろこ。
ちょっと古い本ですので、出版当初に使えた技法が、今も実行可能なのか分かりません。財務諸表を知らなくても、読み進めることはできます。ただし、財務諸表と法人税について、ざっくり予習しておくと読みやすいと思います。
語郎