有給医のライフハック記録

医師の語る人生最適化戦略

医療界のオンコール制度はガチでクソなので、即刻廃止すべき【専攻医自殺の続報】

 

神戸の専攻医過労自殺の続報

「神戸の消化器内科専攻医の過労自殺」の件、続報がありました。

 

細かい情報は他メディアでの記事を漁ってください。

(煩雑になるのでここでは述べません)

 

やっぱりね。

職場環境と労働環境が、ウンコでしたね・・・。

 

連続100日出勤とか、

患者押し付けられたりとか、

学会発表の強制とか。

 

医療界はウンコすぎて、どこから突っ込めばいいのか、

皆目、見当もつかない有り様なのですが・・・。

 

今回はオンコールという、日本最悪のウンコ制度を斬ります。

 

連続100日出勤の原因

件の彼が、連続出勤になった最大の原因です。

オンコール制度。

 

過去の僕の記事にもあるので、そちらもみてくだされば。

 

まず、

★「なにかあったら呼ぶので、病院にすぐ来られるトコにいて」

百歩譲ってまだわかる。

 

追加条項もあって、

★「出勤しないと時間外のお給料は出ません」

は????(キレ調)

 

極めつけは、

★「呼ばれなければ、休日扱いです」

はあぁぁぁぁ、てめえ、マジで◯すぞ。(放送禁止用語

 

ってこと。

 

呼ばれれば休日の時間外労働、

呼ばれなければ無給で(実質的には自宅)待機、

しかも名義上は休日扱い。

 

ウンコでしょーーーうーーーー????

 

法的にはグレー

こんなオンコール制度の呼び出しに合い、

件の彼は連続出勤していたのです。

 

めちゃくちゃでしょう?

 

法的にはグレー。

過去には法廷闘争になったケースも当然あります。

 

ただ裁判所も慎重で、「個々の状況による」と曖昧な態度です。

 

奈良の産科だっけかな。

有名な判例があり。

そのケースでは

「病院の命令ではなく、医者が身内で勝手にやった」って解釈だそうで、

時間外は出なかったそうです。

 

へんな話、呼ばれて通勤中に怪我したり事故にあっても、

「勝手に、でてきた」って解釈にされるらしい。

そんなゴキブリじゃないんだから・・・。

 

こういうキ◯ガ◯制度がまかり通るのは、医者のマインドも悪い。

「勉強させていただき、嬉しいですーー」

「経験、おいしいです。ハフハフハフハフハフーー」

こういう医者もだいぶ頭おかしいです。

 

僕も経験あり

いまは病棟ないですし、オンコールや当直もないです。

かなり楽ちん。

給料もいいしね!!

普通の医者の3倍くらい!!!

 

まあ、かつてやっていた職場から

「戻りませんか?」

って言われてて・・・。

 

悩み中なのですが、とくに引っ掛かるのがオンコール。

 

昔の僕なら「ハフハフ―、やりますーーー、ハフーハフー」

ってキモい状態でラリってたかも、ですが。

 

今はシラフに戻りました。

「医療界の闇の魔法」が解けちゃったのよね・・・。

今は楽な環境で給料も良いから。

うん、なんか、好きですわ、この表現。

「魔法が解けた」ってね。

 

 

・オンコールさせるなら金を払え

・金が無理なら代休を取らせろ

上記が無理なら話は白紙撤回です。

ちゃんと整ってから、僕は議論のテーブルに戻ります。

それまでは趣味のゴキブリ観察をしています。

 

まあやってられるかって話でして。

はい。

 

ちゃんと僕がNOを出すこと自体に意味があると思ってて。

相手が見つめなおすチャンスをあげているのです。

良い人でしょう、僕。

 

このスタイルを貫きます。

まあこんな感じでしたら、

相手も「うわぁ、なんか地雷っぽいからやめとこう」ってなるので、

お互いに良いのかも。

 

ただ、次くる医者に皺寄せが行きそうだし、

そもそも医者が来なければマンパワー低下でクオリティ落ちるかもだけど。

 

んなこと、知ったこっちゃないよねーーー。

 

 

語郎