以前と比較して、街の様子に変化を感じます。お散歩したり、いろいろな場所に出向く僕にとって、変化がよく目につくのです。
マスクを着けた人が増えているのは、明らかです。ほとんど出歩く人は、マスクを着用しています。それ以外にも、とても気になる点があるのです。
広告やテナントの「空きスペース」が、コロナ流行前と比較して、目立っています。「空き」の状態のまま、かれこれ1ヶ月以上たつスペースもあります。
みて下さっている、皆さまの近所では、いかがでしょうか? 目立っていませんかね?
・きたる、大不況の足音なのか・・・
普段つかう駅の、ホームに設置してある広告スペースのはなしです。夜でも電光で、分かりやすく宣伝が分かるアレです。そのスペースが「広告主を募集中」のまま、全く埋まりません。むなしく管理会社の電話番号が、あるだけです。
そのほかにも。今日、駅のホームに降りる、エスカレーターを使いました。エスカレーターのサイドには、広告スペースが並んでいるのですが。ほぼほぼ、そのスペースは埋まっていませんでした。
また、外を散歩したり、仕事で出回っている最中の話です。大きなビルのテナントが、空室になっていました。かつては、人気の場所で、たくさんの会社が入っているビルなのです。そこには、「テナント募集中」と打たれていましたが、数カ月まえから全く入る気配がありません。
景気がよかったころには、なかなか見られない光景ですよね?
道行く人は、素通りしています。しかし、ああいう光景を見ると、僕は背中が「ぞー」とします。不況を感じて、気味が悪く思うのです。恐ろしい。
・生き残るには、広告費を削る
街に人が出歩かなくなり、人がモノを買いません。お客さんが商品を買わないと、会社の経営がピンチになっていきます。
そうなると、会社としては生き残り戦略をとります。まず真っ先に企業は広告費を削ります。どうせモノが売れないのですから、広告出稿をしぶるのです。
ですので、広告の「空きスペース」が明らかに目立ち、まったく埋まっていかないのは、マクロでみると恐ろしい徴候なのです。
それ以外にも、いろいろと分かる場面があります。YouTubeをはじめ、昨今はネット上での広告収入ビジネスも盛り上がっています。そんなネット広告の単価も、下がっているのが目立ち始めています(もちろん、すべてとは言いません)。僕がすきなYouTuberさんが、動画で嘆いていました。「とつぜん、広告単価が十分の一にさがり、消しゴムも購入できない状態になった」と。
・いま広告を出せているのは、「強い」証拠なのか・・・
もっとも、こんな状況が、長く続くことはないと思います。景気が良くなったら、変わっていきます。
裏を返せば、こういった環境下でも生き残って、広告を出し続けられる企業は強いのかもしれません。
せっかくなので、そういった「強い」企業の名前を、出歩きがてらメモっています。医療機関も、過剰広告にならない範囲でならば出稿が認められています。
先のエスカレーターでは白紙広告スペースのなかで、「心療内科」と「皮膚科」は、しぶとく残っていました。僕の住んでいる地域ですと、あまり医療機関の広告が「落ちる」ことがありません。内部留保やら、何やらで体力があるのかも知れません。ちょいと、今後の業界動向に期待。
語郎