2022年の麻布中学校の入試算数を解いてみました。
図形チックな問題はブログに載っけにくいので、目についた計算問題をチョイス。
小学生のころは鶴亀算とかで無理やり解くので、逆に分かりにくくなりそうですけども。
方程式や条件式の代数で瞬殺できました。
大人のみなさんは、何分で瞬殺できるでしょうか??
ちょっと腕試ししてくださいなー。
ブログネタがいよいよ尽きてきたので、こういうネタも増やそうと思いました。
(個人的に)麻布中は良問で解きやすく、ネタにしやすいと思いましたので、今後も取り上げると思います。
2022年 麻布中 算数 大問 1
原文まま掲載
2つの倉庫A、Bに同じ個数の荷物が入っています。Aに入っている荷物を小型トラックで、Bに入っている荷物を大型トラックで運び出します。
それぞれの倉庫が空になるまで荷物を繰り返し運び出したところ、小型トラックが荷物を運んだ回数は、大型トラックが荷物を運んだ回数より4回多くなりました。また、小型トラックは毎回20個の荷物を運びましたが、大型トラックは1回だけ10個以下の荷物を運び、他は毎回32個の荷物を運びました。
大型トラックが荷物を運んだ回数と、倉庫Bにもともと入っていた荷物の個数を答えなさい。
自分の立てた解法
例年の麻布の大問1は単純な計算問題なのですが、今年は文章題。
あげられた条件で式を連立し、解いてみます。
・倉庫にもともと入っていた荷物の個数をK
・大型トラックが一回だけ、10個以下で運んだ荷物の個数をk
・小型トラックが荷物を運んだ回数をA
・大型トラックが荷物を運んだ回数をB
と、とりあえず設定して式を立てます。
式1 K=A×20
式2 K=(B−1)×32+k
式3 A=B+4
式4 1≦ k ≦10
ざっと見た感じ、式の1、2、3だけでは、どう変形しても、kが残ってしまいますね。
逆に言えば、式の1、2、3でkを含んだAあるいはBだけの方程式を作り、
式4で「絞り込み」をかければ解の範囲が求まるでしょう。
設問文的には複数回答にはならなさそうなので、「絞り込み」で自動的に解が一つに決まるだろう、とアタリがつきますね。
式1と2を同値のKで結んで、
A×20=(B−1)×32+k
の形にします。
ここに式3を使い、上の式からAを除去し、kとBだけの式に変形。
−12B+112=k
式4を満たすBは9のみですので、答えが求まりました。
式1、3からKは260です。
ざざざっと、2分くらいで解けました。
レーティング
正解までのタイムでレーティング。
1分以内・・・瞬殺の領域。
5分以内・・・まずまず。
不正解・・・色々と退化している恐れあり。娯楽は控え、瞑想にふけること。
語郎