webマーケテイングとしてのTwitterの微妙なところ
Twitterといえば代表的なSNSです。日記帳的に利用している人もいれば、メディアとして運営している企業もあります。使い方は人それぞれ。
かくいう僕はブログメインでして、Twitterアカウントは持っておりますが、あまり運用していませんでした。なんとなく使い勝手が悪い気がして、あまり積極的に使い込んでいませんでした。
やっぱりブログサービスやwebサイトと、SNSっていうのは全くの別モノだと思っています。ここでは、とくにwebマーケティング的な視点でTwitterのTipsをまとめます。
僕自身、あまりTwitterを使っていませんものですから「こういった微妙な点があるよ」という論点でまとめさせてもらいます。僕の感想的な部分もありますが、それだけだとアレなので、技術的な観点も盛り込んでいます。
微妙なところ
① カスタマイズ性が悪い問題
ずばり、これ。個人的にいけ好かないところです。基本的なデザインは同じですので、あまり大胆な変更が効かせにくいものです。有料ブログやwebサイトであれば、ベースのデザインは無限に変更できます。
② 怪しいアカウントが多すぎ問題
「お金配りおじさんの偽アカウント」とか、「Google出身って詐称しちゃった人の偽アカウント」とか。ほかにも「これよめば稼げるアカウント」とか。もう大量に発生、増殖しております。ここまでくると、ある種の風物詩感がありますが、それにしたって風紀が乱れております。
結局のところ、そういった市場でマス・マーケティングを仕掛けたとしても、釣られるのは情弱な人だらけなわけです。あまり健全な姿ではないのでは、と思う次第です。
③ SEO効果が薄すぎる問題
ちょっと技術的な話題になります。
HTMLの要素の一つにrel属性というものがあって。すごく簡単にいえば「リンク先のページについて、関係性を明示する記号」です。Twitterのwebページには全て、この属性にno followが設定されております。そういう仕様なのです。
no follow が設定されていると、いくらTwitter上でバズった原因となったwebページのリンクがあっても、直接的なSEO効果はありません。ありていにいえば「Twitterの内輪だけの話題」になってしまい、「検索エンジン上での強力な評価」とはGoogleが見なさないのです。
せっかくならTwitterで話題になったwebページを検索エンジンでも評価してもらいたいものですが、のっけからそうなりにくい仕様なのです。(とはいえ、間接的なSEO効果はあります。細かくいうとキリがないので、ここまでにします。気になる人は各自で調べて下さい)
④ 文字数少なすぎ問題
140文字じゃ無理です。どう考えたって少なすぎます。論理的な考察や検証をまとめるには少なすぎる文字数です。
仮に良い事を書けたとしても、フォルダみたいに整理する機能がないので、振り返りにくいです。なんとも一発屋みたいな感じがあります。
⑤ 広告収入にならない問題
ブログであれば広告を乗っけるパーツがありますが、Twitterには今のところありません。今後広告が入る仕様になる可能性はありますけれど。
Twitterで誘致した人をブログのリンクに誘導する、という導線であれば間接的に広告収入になるかも分かりません。でも、それってハードルが高いこと。よほどのファンでもない限り、個別のリンクをたどりません。リンク自体がハードルになってしまいますので。
まとめ
どう話題になるか分からず、またSEO効果が弱いTwitterを無理に運営するくらいなら、検索エンジン対策をしたほうがコスパが良いのでは、と感じています。
語郎