夏休みは自由研究の季節
夏休みといったら、自由研究。僕が小中学生のころには、学校の課題で自由研究がありました。とくに研究テーマの「縛り」はなかったのですが、なんとなく昆虫類を選択する生徒が多かったと記憶しています。
個人的には昆虫飼育の自由研究が大好きでした。フィールドに出て昆虫を捕まえ、虫かごのなかで飼育する。たった数十センチ四方の小さな環境ではありますが、そこで詳細に「観察」できる醍醐味に惹かれたのだと思います。
それでもって、時は流れ。かれこれ僕も30歳前になってしまいました。いまだに「研究」と称しては、夏から秋にかけて昆虫飼育に勤しんでいます。
とりあえず育ててみること
気になる昆虫や生き物がいたら、とりあえず近寄って、よく観察してみましょう。
もし可能そうなら、虫かごに入れて、飼育を試みましょう。
実際の生物を、目で見て手で触れる。そういった「生の体験」ってすごく科学的な姿勢だと痛感します。いまの若い人(僕も入ってしまうかも)にありがちなのが、情報過多の時代にあって「知識は豊富」だけれど「経験不足」というタイプ。
能書きはさておき、実際に飼育を経験するのが大事。
うまく育たなくて悔しい思いをすることもあるでしょう。そういう悔しさが原動力になって、そこではじめて図鑑なりで勉強すると。「これぞ実学」と思います。
僕の取り組んできた飼育内容
ちょっとばかり宣伝チックになってしまいますが、このブログでも昆虫飼育の過程を紹介しています。
① アゲハチョウ観察日記
ナミアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハについて、幼虫からの飼育に成功しています。
たしか去年だったか。クロアゲハのサナギの中が気になったので、サナギになってから夜にライトで中身を照らしたりしていました。目のあたりから原型が整ってきて、羽化の前には羽の色で真っ黒になったのには感動しました。まさに「生の体験」。
② ボウフラ飼育日記
現在実行中の観察コンテンツです。蚊が湧かない環境構築を目指し、日夜取り組んでいます。
まだまだ始めたばかりですが、成虫まで導く「経路」が自分なりに出来てきました。あまり不快感が強くならないような日記設計にしようと思います。
今週のお題「自由研究」
語郎