・「怪しい」と察するには
トップのリンクさせて頂いた記事のなかで、セルフブランディングの問題を記録させて頂きました。記事を作成した時点より、いくらか「鎮火」された感はあります。しかし、詐称してしまった人物に対しての批判的な意見が、いまも散見されています。
上記の記事で、記録したとおりでして。僕は「お金とか、家とか。SNSで見せびらかしていたら、怪しいよー」と、その程度の見破り力しかありませんでした。なんというか、「怪しい人」という存在自体を、言語化できていませんでした。
そんなこんなで、やることもなく、動画サイトを漁っていました。たまたま、「2チャンネル創始者の西村博之さんが、みんなの疑問に答える」みたいな動画があがっており。詐称で炎上した人について、切り捨てておられました。すごいのが、西村博之さんが答えているのは、「詐称騒動」の発生前であること。この時点で、すでに予見されていたような風でした。
(動画を貼りたいのですけれど、詐称した方のことを思いっきりdisっているので、ここでは、控えます)
・要するに・・・
「事業やコンテンツ以上に、経営者自身の知名度が、高騰して有名になっている」ケース。これは、気をつけた方がよい。ざっくりまとめますと、そんな内容でした。
有能な事業者であれば、自身の知名度よりも事業内容の拡散を優先させるハズです。サービス名が先に有名になって、上場などを経て、必然的に経営者にスポットライトが当たるのです。上場した場合、持ち株比率は公開されてしまうので、嫌でも有名になってしまいます。
それに、そもそも論ですが、大手企業の社長や役員の名前など、僕らは知りません。いくらサービスや商品を好きでも、さすがに社長の名前なんて、スラスラ言えないでしょう。
・タレントとして、有名になったケース
詐称した人物について。事業としてではなくて、経営者としてのプロモーションが成功してしまったケースなのではないか、と考察されています。
タレントとして、SNSマーケティングが成功したのであって、事業自体が成功していることとは別問題なのではないか、という話ですね。
「●●さんって。ああ、SNSで話題の、彼でしょう。いいところに住んでいるらしくって。なんか成功しているみたいだけど。・・・なんていう事業で成功しているのか、ちょっと分からない。けどまあ、すごいんだよ」。実際、人気が沸騰した当時は、こんなところだったのだと感じます。本人は有名だけれど、肝心の事業が、よー分からん状態。
「何の事業をやって、どういうビジネスモデルで成功している人なのか」に、もっと気を配れるようになると、怪しい話と戦える気がします。
・雑感
SNSが発達して、プチ芸能人が増えている気がしますね。プチ、っていうのがミソで。かつての大物芸能人や役者とは違い、かなりライトなイメージ。自由にプロモーションできるため、商品や技術がなくても、話題になったら割と気軽にマネタイズできてしまう。
堀江貴文さんや、西村博之さんは、もともとプログラマー出身だそうです。確固たる技術をもち、当時はperlという使用者が少ない言語でwebシステムを構築した彼ら。今のSNSで騒いでいるだけの層とは、まるで違っている気がするのは僕だけでしょうか・・・。
語郎