名誉のために個人名はあげませんが、オンラインサロン界でちょっと炎上している案件があります。もしかしたら、ご存じの方もいらっしゃるかも知れません。ざっといえば、経歴詐称がらみでの炎上です。サロン主催者の件で、炎上していました。
ビジネス系のオンラインサロンで、その主催者の方は成功をおさめておりました。登録者も、多かったといいます。人気コンテンツだったのだそうです。
ですが、そのお方、経歴を盛ってしまっていたようなのです。実際には勤務していない会社の出身だとか、出身大学も偽っていたりだとか。経歴を盛りすぎるあまり、もはやセルフブランディングでは済まず。ここまでくると、詐称に近いのではないか、と騒ぎになっております。
詳しい内容については、その方の名誉もありますので、記録しません。ご興味があったら、いろいろ調べてみてください。すぐにヒットします。
ここは、一つ、ネット上における信用問題について、考察してみます。くわえて、今回の件もふまえて、騙されないための方法論を、記録しようと思います。
・だれが、「保証人」なのか???
「何をいうか、ではなく、誰がいうか」と、ビジネスの世界ではよく言われます。「誰が」の部分に、重みがあるというわけです。適当な発言に思えても、その道の重鎮がいうと、重く感じるわけです。ネット社会でも、現実のビジネスでも、おなじでしょう。
ですが、ネット社会に関しては、「誰が」のブランディングを保証する機構が、乏しいと考えます。
たとえば、一例を挙げてみます。看護師の免許は、もちろん国が保証しています。国家試験にとおると、国が免許をくれます。「ここまでの技能と知識は大丈夫ですよ」と、国が個人を証明してくれています。ですので、国家資格は国内で有効なわけです。就職するときにも、資格を提出すれば、雇う側も安心します。
今度は、ネット界の話になりますが。たとえば「看護師」としてTwitterやブログで情報発信している人がいたとして。たしかに、専門的な知識や技術を発信していたとしても、ほんとうにその人が「看護師」なのか、証明するのって、クソ難しくないでしょうか??
だって、医療の知識は、書店で売っています。ネットで調べれば、すぐに分かります。くわえて、免許写真や勤務の様子なんて、その気になればいくらでも「偽造」できてしまう時代です。それを、保証する機構がありません。なりすますことは可能です。これって、クソ恐ろしい状態だと、いつも思います。
・騙されないために
月並みですが、やはり、「情報を、鵜呑みにしない」ことでしょう。かならず批判的な目を、もつべきでしょうね。
以下の①~③が被ってくると、かなり怪しいでしょう(事実、今回のケースも、似たような感じでした)。もちろん、これらに当てはまっていても、まっとうな人もいらっしゃるでしょう。一例として。
①豪華な車や、大量の札束、預金通帳の残高などを過剰にアップしている
②自由人であることを、やたらに強調する
③稼ぐことを、不必要に煽る
ネット全盛期だからこそ、リテラシーが必須でしょう。
語郎